◎通訳技術研修講義4:
対象のセリフ「学校給食はちょうど量がよいです」
日曜日、如何お過ごしでしょうか?
今回は、日本人がなかなか使えない表現形式を
取り上げます。
それは、 as形容詞・副詞 as という形ですね。
例えば 学校給食についての感想で生徒が、
「給食は、量が丁度良いです」といった場合、
これを通訳する場合、皆さんは、どう言いますか??
School lunch is as much as I can enjoy(/I can eat).ですね
「給食は、丁度、食べられる(食べきる)量です」という事ですね、
こうした言い方をスッとできれば良いですね。
上の例文を逆にして言えば、
【School lunch isn't as much as I can enjoy.】
給食は満足できるほどの量じゃない。
給食は、量が少ないので問題です。という様な意味合いにも成ります。
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別の例)
(1)★テレビのトーク番組より:
発言者「私(女の人)ね、シャンプーとリンスの減りが
合わないんですよ」 (★一緒の程度に減らないと
の意味合いです)
I don't use shampoo as much as conditioner. となります。
或いは、
My shampoo doesn't decrease as much as
my conditioner does.
(2)大衆食堂(学生向け)の取材の芸能人レポータのセリフ
「ここの(お店の)大将は
ご飯をてんこ盛りにつぐんですよ。
学生さん(they)には嬉しいですよね」
He always serves rice as much as they want.
Students must be happy about this. となります。
as--as の表現は、何度も練習して、
どんな場合に使えるのかを体得する必要があります。
as --as を使えば、「精一杯」~する、という表現が
言える様になります。次回に続きます。
ご質問は何なりとどうぞ:
(有)末次通訳事務所・末次賢治拝
Dec. 15/2019
yhniten14k@yahoo.co.jp
末次通訳事務所