★通訳技術講義その7:「牛乳は温めると膜が出来ます」
「牛乳は温めると膜が出来ます」
→このセリフを聴いてすぐ英語で言えますか?
当社の通訳練習講座ではその練習をしております。
さて、これは、formを使います
温めるのは人間ですね
ですから
Milk forms a film when heated. ですね
Milk forms a film when we heat it. としても
意味は通じますが、これはネイティブが嫌う言い方です
というのは、主語が揃っていませんね
Milk forms a film when it(milk) is heated.が
おおもとの言い方となりまして、
2つの情報文の主語はどちらもmilk ですね
その時、接続詞whenがあるほうのmilkは
省略できますので
Milk forms a film when is heated.となり
when のあとにすぐに isが来るのは不自然ですね
milkが省略されている、というサインを
読み手・聞き手に示す必要がありますので
Milk forms a film when being heated.とします
ですか、このように when (it is/ being) heated.の場合
受け身形ですが、be動詞箇所が有っても無くても
良いのです。be動詞箇所が有っても無くても意味は通じます
その場合は、有っても無くても良いbe動詞箇所は省いてよいのです
Milk form a film when heated.となります
when 以下は、it(milk) is heatedのことであり、
it isを省いて良いのですね
このような省略が、あくまでも2つの情報文の
主語が同じ場合ですね
牛乳は温めると、表面に膜が出来ますね
ですから
→Milk form a film on its surface when heated.となります
こうした表現パタンは使い勝手が良いですね
例)「ドリアンは食べたら美味しい」
「くさやは食べたら美味しい」
「ネコは、顎を撫でると大人しくなります」などいろいろな場面が想定できまして
その都度、上記パタンを使えばサッと言えますね。
ご参考下さいませ:
Dec.25/2019