「国際的な英語ライティング」の指南です
その1心得篇
こんにちわ、お元気様です。
さて英語の使い方やその心得をしたためました。
下記ご覧・ご活用下さいませ。
つい最近までの、
厚生省のHP英語版(これはグーグル翻訳版です)に
コロナ対策として、
「手洗いが大切です」とありました。
皆さま、是をどう英語で云いますか??
更に、
「この件、至急お返事下さい」
↑
これを英語で訳しますと、
・Please answer this matter immediately.
・Please send us your reply urgently. とか
・Please send us your reply as soon as possible.とか
上記の様に英訳するビジネス人が多いのですし
学校での英語の授業や英語の指導者でしたら
上の英文で「良し」とするでしょう。
また、翻訳ソフトも↑の様に訳するでしょう
然しながら
<貿易英語・ビジネス英語>と<学校・塾で習う英語>とは
決定的な違いが有ります。
それは、英語を使う時の発想が違います。
学校で習ってきた従来の「英語の発想を捨てる事」が宜しいです。
学校では、いわゆる英作文の場合、
日本語の通りに英語にしたら宜しい、という考えが一般的です。
(この考えは、実は大間違いで、日本語の通りに英語にしても
通じる英語には成りませんが)
貿易・ビジネス英語の場合は、そうではありません。
<通じる英語の発想>が必要です。それは、主に、
*論理的思考⇒結論(云いたい事)を先に書く・理由はあとから・箇条書きで
*相手への「縛り」(業務上の縛り)⇒数字を使って、指示・依頼内容を具体化
*(取引相手としての)相手への配慮⇒(大義名分、相互の取引発展の為の配慮)
そして、
*お互いに良い取引をしてお互いに発展していこうとする気持ちを以て、
文書などを書く事ですね、(=柔道の【自他共栄】の心ですね)
発想とは、大別すると上記の通り。
この発想に基づいた英語の書き方、話し方をしないと、
貿易取引は上手く展開しません:当該企業の利益にも繋がる事ですネ。
上記の発想は、通じるビジネス英語の発想です。
この発想を体得する事が、海外とのお取引英語の「基礎」となります。
多くの方は、単に英語が上手になって、英語を使えば宜しい、と
考えていますが、それは大きな間違いです。
通じる英語の発想がない英語は、内容は日本語と変りませんし、
その英語では通用しません。
自動車の運転では、次の2つのことが必要です:
1)車そのもの運転操作⇒英語の様々な表現パタンと置き換えられるでしょう。
2)安全面の配慮(危険予知、危険回避、思いやり運転
(⇒通じる貿易・ビジネス英語の発想と同じ事です。)
私は、この22年間、400社の企業の通翻訳作業を担当しています。
殊に、海外と取引をしている中小企業のコレポンを担当する事も多いです。
英語でコレポン翻訳する場合、
原稿となる日本語文を頂くのですが、
日本語原稿の段階から、その発想が間違っている場合が多々あります。
日本語原稿の段階から、通じる英語の発想で原稿を書けば、
その英語翻訳は素晴らしい良い取引推進手段と成り得ます。
通じるビジネス英語の発想が土台にあって、
英語を使う様にしていきましょう。
この発想をご紹介し、皆様に覚えて貰う事が
貿易英語・海外とのお取引の英語基礎となります。
冒頭の
「この件、至急お返事下さい」は、
Please answer this matter immediately.でなくて
Please reply to us about this matter by Mar.12
for our business convenience. Pls confirm. とします
・至急→期限(数字を出します)を切ります。
・大義名分は青字の表現です
・Pls confirm と書くと相手側からお返事が必ずきます
↑のように書くと、物事が速やかに捗ります。
単に「至急」でなくて、きちっと希望日時を書く方が
そして、大義名分も明記するほうが
相手側も対応しやすいので、それがより良いですね
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
追記:コロナウイルスへの注意喚起をする厚生省の
HPがあります。
そのHPの英語版はそのGoogle翻訳版です、
「手洗いが大切です」とあります
※それを、Google翻訳では
Toilet is important.とありました。
今は、訂正為されていますが、
2月末まで↑の、英語訳でした。
手洗いを、機械が 手を洗う事でなくて
おトイレに誤解したのですね
所詮は翻訳ソフトは、日本語発話者の発想をきちっと
汲み取れませんですね。
皆さまですから、「英語で何て云う課」の会員の皆様は、
ちょっとしたことでも、その英語訳は、
小職にお任せ下さいませ。
宜しくお願い致します。末次通訳事務所・末次賢治拝
Mar.11/2020