<芸術の秋>>
11月08日(日)、柳家三三師匠の独演会に参りまして、柳家系統の落語を、初めて、生公演で堪能致しました。
★柳家三三師匠は、Wikipedia →https://ja.wikipedia.org/.../%E6%9F%B3%E5%AE%B6%E4%B8%89...
・そのお師匠さんは「人間国宝・10代目柳家小三治師匠」です。小三治師匠も私が好きな噺家です。
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落語と云えば、私は、
ラジオやテレビ、CD・DVD/Youtube等でよく落語を聞いております。
小学生や中学/高校の頃からす。
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少年時代に聴いて楽しかった落語は「5代目 柳家小さん師匠」の「唐茄子屋」です。
NHKラジオの『真打競演』を聴き、これを録音して何度も何度も聴いておりました。
その時の漫才は、大瀬ゆめじ・うたじさんで、もう1つの落語は、先代の桂文治師匠の『反対俥』です。
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落語は、よく聴いております。
で、11/7、飯塚市でようやく、本寸法の柳家系の噺を楽しむ機会に恵まれました。
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最初の出番の噺家さんは、柳亭市寿さんの噺です
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・この噺家さんは、柳亭市馬師匠のお弟子でいまは「二つ目」という事でした。
・真打の1つ手前の段階の噺家さんです。(wikiペディア↓↓)https://ja.wikipedia.org/.../%E6%9F%B3%E5%AE%B6%E4%B8%89...
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・真打の1つ手前の段階の噺家さんです。(Wikipedia↓↓)https://ja.wikipedia.org/.../%E6%9F%B3%E4%BA%AD%E5%B8%82...
・柳亭市馬師匠のお師匠さんは、
5代目・柳家小さん師匠ですね、落語界初の人間国宝で、
永谷園のお吸い物のCMで有名ですね、ですから、小三治師匠も市馬師匠も兄弟で同じ一門ですね。
・なお、市馬師匠は、大分県のご出身ですね
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八五郎こと、「八っつあん」が長屋のご隠居を訪ねて、話しが展開されますので、最初は、柳家系の十八番噺である『道灌』かな?と思って聴いておりましたが、噺の中で、「掛け軸」が出てきて、「掛け軸」を褒める」という展開になり、『道灌』でなくて、
『一目上がり』と分かりました。『道灌』と『一目上がり』は出だしがよく似ている噺です。
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一目上がりは、色々な掛け軸で使われる「賛」や「詩」・「吾」・「七福神」に「句」が出てきますので、当然、スラスラとそれを言わなければなりませんから、結構大変と思います全部覚えて、スムースにそれを言わないと成りませんからね。私は、この『一目上がり』は、小さん師匠の『一目上がり』がとても好きです。https://youtu.be/b6JvTLRrSfM
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ぼそぼそッいう中にもユーモアがあって、江戸っ子の八五郎の様子が描写されていて楽しいですね~~~~~~~~~
次に、柳家三三師匠がお出になりまして(第1回目)、色々と楽しい「まくら話」から、男女の嫉妬などから、自然と『権助提灯』の噺を演じられました。
~~~~~~~~~~で、
此処で「中入り」です中入りの後は、
林家二楽師が登場されまして【紙切り】の芸で楽しませてくれました。
林家二楽師は、名人・林家正楽師の実子です
Wikipedia→https://ja.wikipedia.org/.../%E6%9E%97%E5%AE%B6%E4%BA%8C...
・最初は、予めお考えに成ったテーマで紙切りをなさいました。『桃太郎とお供の犬の図』です下記のyoutube動画ご覧下さいhttps://www.youtube.com/watch?v=X1Ux9gfXF1A
・次に、客席からテーマを複数募って、それを切っていくという事でした。何か題材が有りませんか?と云われたとき私もかなり大きな声で、『トムとジェリー』と叫びましたがそれもよりも、女性の声で『〇〇〇星人』(ウルトラマンとかに出てくる、怪獣の名前だそうです・・この「何とか星人」は、二楽師匠もよく知らなくて楽屋にさがっていた市寿さんにスマホでその画像を見せてもらって、それを踏まえて切っていらっしゃいましたこの何とか星人とバルタン星人が一緒に並んでいる図をお切りに成りました。
youtubeからhttps://youtu.be/sJ_4uML3vi4
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他には、「紅葉狩り」などなどリクエストに沿って鮮やかに切っていらっしゃいました。
『トムとジェリー』を切って貰いかったので、
躊躇わずにもっとでかい声で、リクエストしたら良かったよ(笑)
★そして、トリは、再度、柳家三三師匠で、噺は、『青菜』です。
この噺は、小三治師匠の十八番ですね三三師匠の『青菜』は、
小三治師匠から稽古をつけてもらったものと思いました。https://youtu.be/peJ_iAcpKrc
三三師匠の『青菜』も楽しかったけどもどうしても小三治師のほうが、味わいが深いですね。
この日は、本当に楽しみにしていたので今回、初めて、
直に、柳家系の落語を堪能出来て嬉しかったです。また、落語を聴きに行きたいです。
★東京に住んでいた時に、寄席に行っていなかったことを本当に後悔しています。
度々足を運べば良かったです。
寄席や演芸場に。Ken 末次賢治拝末次通訳事務所・芸能事業部Nov.14/2020尚、
一目上がりの粗筋は、http://ginjo.fc2web.com/150hitomeagari/hitomeagari.htm
をどうぞ
★「賛」→「雪折れ笹の絵」「しなわるるだけは答えよ雪の竹」
その意味:「雪が積もって折れ曲がっていても春になれば元の笹になる。
苦難があってもいつかはそれが取れるもので、 我慢が肝心だという」。
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★[詩]:根岸の亀田望斎先生の「詩」
「近江(きんこう)の鷺は見がたく、 遠樹(えんじゅ)の烏(からす)見易し」
意味は「雪の中の鷺は白いから目立たないが、 黒いから烏(からす)」は、
※良い事をしても目立たぬが、 悪い事をしたら目立つの喩え
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★[悟]:一休禅師悟りの「悟」
「「仏は法を売り、祖師は仏を売り、末世の僧は祖師を売り、汝五尺(ごしゃく)の
身体を売って、一切衆生の煩悩をやすむ。
柳は緑、花は紅(くれない)の色いろ香。池の面(おもて)に月は夜な夜な通えども水も濁さず、
影も止めず」
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★七福神の宝船:(是は回文「山本山みたいな」ですね)
「”ながき夜の とをの眠りの みなめざめ 波のり舟の 音のよきかな”」
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★落語は、国語力を高めるに良い教材に成り得ます。
学校でも落語鑑賞などをどんどんしたら良いのにね。