<食品安全対策>うっかりしがちな食中毒菌⇒「ウエルシュ菌」対策をどうぞ!
カテゴリ:★食品安全の啓発活動★食品安全
皆さま こんにちわ。
筆者(末次賢治/慈善活動部)は、年来、食品安全啓発委員であります。
これは、国の内閣府の組織となりまして、就任以来、食品安全推進の活動を展開しております
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さて、書きご覧下さいまし。
農水省と食品安全委員会からのお知らせをそのまま、皆様にも共有致します
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農林水産省 maff
【煮込み料理を楽しむために~ウェルシュ菌に気を付けて~】
最近は涼しい日が続き、秋の訪れを感じますね。秋には季節の食材を使った煮付けやカレー、
シチューなどの煮込み料理もお勧めです。
煮込み料理は、大きなお鍋で多めに作って何日かに分けて食べると、2日目は具材が馴染んで更に
美味しくなるからと、続けて食べるご家庭も多いのではないでしょうか。
★しかし、煮込み料理を調理する際に、気をつけたいのがウェルシュ菌による食中毒です。
食中毒の原因となるウェルシュ菌は、100℃で1時間の加熱にも耐える熱に強い「芽胞」注を作り、
広範囲の温度域(12~50℃・至適温度:43~45℃)で増殖し、大鍋・大釜の中心部のような
空気の少ないところでも容易に増殖することができる嫌気性細菌です。
★ウェルシュ菌は耐熱性芽胞も持ち合わせていることから、加熱するから大丈夫と考えて、
加熱と「常温での放置」を繰り返すことは非常に危険で、加熱した後の
保存・冷却にも十分注意して下さい。
秋の煮込み料理を美味しくいただくための、ポイントは、次の通りです。
・調理の際や食事の前には必ず手を洗いましょう。
・調理したあとは、できるだけ早く食べましょう。
・大量に作った料理を、常温のまま長時間放置しないようにしましょう。
・保存する場合は、短い時間で出来るだけ温度が下がるよう、底の浅い容器等に一度に食べられる量を小分けして、冷蔵庫(10℃以下)で保存しましょう。
・保存した料理を食べる際には、鍋底までしっかりかきまぜながら中心部まで十分に
再加熱(60℃10分以上)にしましょう。
・保温する際には、ウェルシュ菌が増殖できない55℃以上に保ちましょう。
注芽胞:ウェルシュ菌などの特定の菌が作る細胞構造の一種。
生育環境が増殖に適さなくなると菌体内に形成する。加熱や乾燥などの過酷な条件に対して
強い抵抗性を持ち、発育に適した環境になると、栄養細胞となり再び増殖する。
#煮込み料理 #ウェルシュ菌 #食中毒
詳細はこちら
ウェルシュ菌(細菌)[Clostridium perfringens](農林水産省)
https://www.maff.go.jp/.../clostridium.perfringens.html
ファクトシート「ウエルシュ菌食中毒」(食品安全委員会)
https://www.fsc.go.jp/.../factsheets...