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テーマ:蘭を咲かせましょう!(9196)
カテゴリ:胡蝶蘭
この10~20日間で胡蝶蘭に大きな変化がありました.
先ずは10日前に新葉が出た事を報告した『植え替え&株分けを実施したアマビリス』の『子株1号』. 10日前(2008/7/6) 現在(2008/7/16) ↑の写真でも判るように『株分け以降最初に出た新葉』が小さいながらも倍以上のサイズに成長しました. そして『株分け以降2枚目の新葉』も顔を出したのです. でも,2枚目の新葉が出たという事は1枚目の新葉の成長がほぼ終わったという事を表しており,チョット複雑な心境です. まぁ葉の枚数が増える事自体は喜ぶべき事なので良しとしましょう.w しか~し,この株の『大きな変化』とはそんな事ではありません. 上2枚の写真でも確認できますが,株元をよ~く見てみると…. 何と孫株が顔を出しているのですぅ~! まぁ『子株1号』自体が既に株分け済みであり(=独立した株で正確には子株ではなくなっている),そこから出た芽を『孫株』と呼ぶのが適切かどうか判りませんが,便宜上そのように呼ぶ事に致します. この『孫株』に気がついたのは,丁度一週間前(2008/7/9). スッカリ暑くなったので,液体肥料の濃度を薄くしてこれまでの倍の回数与えるようにしたのですが(ハイポネックスハイグレード洋ランの『1000倍希釈液を週に1度』→『2000倍希釈液を週に2度』),その施肥の際に気がついたのです. ハイポネックスハイグレード洋ラン 肥料濃度を下げて施肥回数を増やしたのは,高温で鉢の内部が早く乾く事により,残った肥料成分が局所的に高くなって根を傷める事を防ぐ為です. この時期に週に1度の液肥による施肥だけでは,鉢の内部が乾きすぎてしまいます(成長期はミズゴケ表面が乾燥したくらいで水分を与えるのが吉). その結果,週に1度の施肥管理では週に1度の水遣りを別途実施する必要があるのですが,その場合は鉢内部の肥料濃度のバラツキが日間で大きくなり,あまり好ましくないとも考えられるのです. 元々肥料が少ない環境で自生している着生蘭ですから,肥料濃度が低く一定である方が調子が良いでしょう. 実際,一昨年は夏季に同液肥の1667倍希釈液(中途半端ですねw)を週に1度,昨年は今年と同じパターンで施肥しましたが,昨年の成長具合の方が良かった感触を持っています. そんな訳で,鉢の乾き具合が週に1度の水分補給で十分になるまではこのままの施肥管理を行う予定です. その後は通常濃度の週一回の施肥管理に戻し,更に気温が下がった時点で充実した株(シッカリした葉が3枚以上)に対してのみリン酸成分が高い液体肥料(ハイポネックス原液)による施肥を経由させた後,花芽形成を促進させる液体肥料(ハイポネックスハイグレード開花促進)を用いたいと考えています. ハイポネックス原液 ハイポネックスハイグレード開花促進 さて,次はアマビリスの『子株2号』. こちらも約一ヶ月前に存在に気がついた今シーズン1枚目の新葉が大きくなると共に,今シーズン2枚目の新葉が顔を出しました. 約20日前(2008/6/27) 現在(2008/7/16) ちゅー事で,『子株2号』も『子株1号』同様に1枚目の新葉は矮小葉となってしまいそうです. 『子株1号』も『子株2号』も今シーズンの育成期間中(11月まで)に3枚の正常なサイズの新葉が完成して欲しかったのですが,チョット厳しそうっすねぇ~. いずれも矮小葉が1枚と通常サイズの葉が2枚完成するくらいでしょうか. それだと来春に期待するのは厳しいかもしれません. 出来れば開花株にしてから御嫁に出したかったのですが…. 最後はナオリンさんから昨秋頂戴した株. 約20日前(2008/6/27) 現在(2008/7/16) 5月上旬に出た新葉(左の一番上の葉)がほぼ完成したと共に,葉焼けで一番傷んだ葉(約20日前の写真の左の下から二番目の葉)が黄変して落葉してしまいました. まぁ約20日前の時点で黄変が認められましたので,(病気ではなく)新陳代謝の一環でしょう. 本来なら下の葉(=より古い葉)から順番に落葉するものですが,葉焼けで痛んだ葉は健康な葉よりも早く落葉する事を経験済みですので,全く心配しておりません. 尚,葉だけでなく根もガシガシ成長しており,根の途中から新たに伸びだした根も多数存在します. 約20日前(2008/6/27) 現在(2008/7/16) この株は間違いなく来春に開花してくれるでしょう. う~ん,楽しみだなぁ~. ところでナオリンさん,『子株1号』と『子株2号』のどっちが良い?w ------ 胡蝶蘭のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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