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テーマ:パンジー・ビオラ(803)
カテゴリ:ビオラ&パンジー
夏越しに挑戦中のリカパン(正式名称:虹色スミレ with Licca)の挿し芽株ですが,今月に入ってから挿し芽第三陣の株を中心に6株が枯死し,生き残っているのは以下の17株だけです.
スィートハートリカ 奥:挿し芽第一陣 2列目:挿し芽第二陣 前列:挿し芽第三陣 ラブリームーンリカ メープルリカ 右:挿し芽第二陣 左:挿し芽第三陣 生き残っている株が多いのは喜ばしい事ですが,メープルリカ以外の株は徒長が激しく,風雨で茎が傷むのではないかと心配です. まだ最高気温が30℃を上回るようになってから一ヶ月が経過したばかりで,先は長いと言うのに…. これから更に二ヶ月はクソ暑い日が続くと思いますが,なんとか踏ん張ってもらいたいところです. ところでこれらの株の置き場所ですが,前回紹介した風通しが良くない場所から,やや風通しが良い場所へ変更しています(手前側を縁取るように10個あるポットは夏越し中のスィートアリッサム株の一部). 実は前回紹介した場所は風通しが良くないだけでなく,夕方に一部直射日光が当たってしまう事が明らかになったのです. 新たな置き場所も一部は早朝に直射日光が当たる時間帯があるのですが,植物のリズムを考えた場合,夕方より早朝の日光の方が有益です. また気温も夕方より早朝の方が低く(と言っても25℃ありますがw),直射日光による高温障害が発生しにくいと判断したのです. 果たしてこの判断が吉と出るか凶と出るか…. さてこれら挿し芽株の親株ですが,6月上旬には花数が減ると共に徒長しまくってみっともない状態になっておりましたので,ザックリ刈り込んでいました(葉がなくなるくらいw). その後,午後の数時間直射日光が当たる家の北側に放置していたところ,株元から新芽が次々と出てきて小さい株状態ながら復活していたのです. しかし7月に入って高温が続き,ラブリームーンリカが徒長し,スィートハートリカは葉の色が悪くなり始め…. 2008/7/15 奥:スィートハートリカ 左:ラブリームーンリカ 右:メープルリカ 今月中旬には直射日光が1時間程度しか当たらない場所へ移動させましたが,やはりそれでも駄目なようで,スィートハートリカは既に枯死確定状態. そしてラブリームーンリカは更に徒長が酷くなると共に枯死一歩手前の状態っぽくなってきました. 2008/7/30 右奥:スィートハートリカ 左奥:ラブリームーンリカ 手前:メープルリカ やっぱり,大株になってしまっていると高温により弱いようです. 株元が蒸れやすい事が枯死の原因の1つなのでしょう. まぁ~親株の夏越しは全く期待していなかったので,例え枯死してしまってもノープロブレムです. そのためにワザワザ挿し芽をしたのですからね.w とりあえず今回の親株の変化から,メープルリカはラブリームーンリカやスィートハートリカよりも暑さに強い事が判ったのは収穫です. と言うのも,冬場のメープルリカの成長はラブリームーンリカとスィートハートリカに及ばないからです. しかしメープルリカが暑さに強いと判ったならば,他の2種より早目に定植してやる事で早く大株にする事が出来る(=冬期に3種の株のサイズをそろえる事が出来る)と考えられます. ただしリカパンは株間の個体差が大きく,一般論とはなりえませんので御注意くださ~い. でもこの有益な情報も,挿し芽株が生き延びてくれないと意味が無いのですが…. ------ 虹色スミレの挿し芽のその後の様子はこちら 虹色スミレの親株の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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