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テーマ:蘭を咲かせましょう!(9195)
カテゴリ:胡蝶蘭
数日前に胡蝶蘭(昨年ナオリンさんに戴いた株)が根腐れを起こしている可能性があると書きました.
そしてその時に『明日にでも植え替えを実施しちゃおうかな』と書いたように,先週末(2008/8/24)に季節外れの植え替えを実施しちゃいました. こんな時期に植え替えると来春の開花は絶望的かもしれませんが,その前に株が枯死してしまっては元も子もありませんからねぇ~. 先ずは植え替え直前の様子. 今春植え替えたばかりですが,その後に古葉が全部落ちて腰高になっている事が判ります. さて,植え替えは株を鉢から引っこ抜く事からスタートするわけですが,根の傷みを最小限に抑えるべく直前に鉢を水に漬けて根を覆う白い海綿状組織をふやけさせました. その後,鉢から株を取り出してミズゴケを取り除くと…. 案の定,ミズゴケ内部にあった根の大半は腐っておりましたぁ~.(ToT) そこで完全に駄目になった根を『コンロの火であぶって消毒したハサミ』を用いてカット! するとワサビ状になった下方の茎には全く根が無い状態になってしまいました. そんな訳で,この不要になった茎もカ~ット! これでやっとマトモな状態になりましたね.w これを,前日に準備しておいた(霧吹きで水を与えてフカフカに戻してゴミを取り除いた)ミズゴケで,元々の鉢へ植え込みました. ニュージランド産水苔 500g 株が鉢の中央ではなく右側に寄っているのは,伸びた根が株の左側に集中していた影響です. 本来ならば中央に植えるべきですが,仕方ないでしょう. 細かい作業の様子や解説は今春の植え替え時の記事(前半&後半)に写真付きで記しておりますので,興味がある方はそちらを御覧ください. 尚,通常の植え替え(2年に1度程度)では鉢の再利用はしません. 通気性が命の素焼き鉢は耐久性が低いですし,菌やウィルスの感染を防ぐ為に新品を用いるのが常道です. また長期使用した素焼き鉢は目詰まりを起こし,肝心の通気性が低下している場合があるのです. それにも関わらず今回鉢を使い回したのは,鉢がまだ使用開始して3ヶ月しか経過していない物だったから&他の株に使用するわけではないので菌やウィルスの感染拡大の事を無視できたからです. ちなみに,切り落とした茎は↓. 根があれば新芽が出てくる可能性もありますが,これではどうにもならないと判断して廃棄しました. さて,今後2週間は発根を促す為に水遣りを一切止めて葉水だけで管理していくのですが,置き場所が問題になります. 春の植え替え後は屋内の日陰で管理していましたが,この時期に屋内に置いていると蒸れが心配です. なんせ我が家はエアコンを使用しないので.w つーことで風通しが良い屋外に出しておく必要があるわけですが,他の夏越し植物達が日陰を占拠しているので良い場所が無く…. 仕方ないので↓のようにしてみました. この写真では何の事か判らないですかね? 分解してみればわかるかな? 先ずフラワースタンドを利用した手作りの胡蝶蘭用育成スタンドへ株をセットします(60%遮光率の遮光ネット使用). 切り口がほつれにくい!ラッセル編物ハトメ穴付遮光ネット 【園芸用品】 これを,同じく60%遮光率の遮光ネットを張った胡蝶蘭置き場↓へ置いたのです. すなわち,84%遮光された環境下(100-0.4×0.4×100)という事になります. これならきっと大丈夫…ですよね? ただ一番下の葉は既に皺がよっておりますので,近い内に落葉してしまうでしょうが…. ------ 胡蝶蘭のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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