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テーマ:体当たり園芸(785)
カテゴリ:生き物
暖かくなってきた影響で,生き物の活動が活発化しつつあります.
それ自体は何の問題も無いのですが,当然ながら害虫も元気な姿で登場し始めるようになりました. 特に雨が降ると,ナメクジを目にする機会が増えました. 幸いにもまだ我が家の敷地内では見かけていませんが,直ぐに周辺から進入してくるでしょう. そこで先週末にナメクジの防除対策を行いました. ナメクジの防除には大きく分けて以下の4つがあると思いますが,私が実施しているのは1番目&4番目の方法です. 1. ナメクジ誘引駆除剤(有効成分:メタアルデヒド)の使用 2. ビールによる誘引&溺死 3. 捕殺(塩等をかける方法を含む) 4. 銅イオンに対する忌避性の利用 この中で4番目の方法のみ,ナメクジを殺さない(&進入させない)方法です. 私は屋外の胡蝶蘭置き場にのみ使用しております. 2番目の方法の欠点は ・ビールの量が少ないと飲み逃げされる事がある(w) ・ビールの容器の中で溺死したナメクジを処理しなければならない ・ビールが蒸発するので,しょっちゅう追加する必要がある ・雨天時に雨除けが無い場所では使用できない 等があげられるでしょう. また3番目の方法だと ・見つけた個体しか駆除できない ・捕獲効率を上げるには夜間の作業が必須 ・夜間に作業をしていると不審者と間違われる(w) 等の難点が考えられます. そこで私は1番目の方法をメインにしているのです. コストパフォーマンスも悪くないし,効率的ですしねぇ~. 何より一番楽チンです. しかしこの方法には『有効成分が水に弱い』という欠点があります. 従って鉢に撒くと水遣りのたびに徐々に失活してしまいますし,鉢の周辺に撒いても雨が降ると失活していきます. 更に極端な考え方をすると,土の上に撒くと土壌からの水分の移行が考えられますし,ナメクジが潜んでいるのは水が溜まっているような湿気が高い場所ですから,雰囲気の湿気が薬剤の効き目を短くしているかもしれません. まぁ~流石にそれらの影響は,前者(水遣り&雨)による物に比べれば微々たるものでしょう.w 雨に比較的耐性があるように製剤設計した商品(バイオスラッグミニペレット等)も販売されているくらいですからね. ナメクジ駆除剤バイオスラッグミニペレット800g(徳用サイズ) ただしいくら耐水性を上げたからと言っても限度はあります. また薬剤の形状が粒状ですので,風で飛ばされる恐れも多分にあります. これらの欠点を克服するための工夫として,『カダン ナメクージョ』等の製品が販売されており,私も以前は使用しておりました. カダン ナメクージョ 8個入 でもこれって単に薬剤を買うより割高なのですよねぇ~. しかも薬剤の詰め替えが出来ない構造なので,今流行のECOな流れにも反します. そこで以前公開した様に,手作りの容器に市販の薬剤を入れて使用しておりました(↓は過去の写真). 効果の程はこちらで公開しております. これなら楽剤は雨に濡れませんし,薬剤の取替えも簡単に出来ます. しかし風には弱く,容器がひっくり返って中身が散乱してしまう事が良くありました(特に冬季). 冬季はナメクジが殆ど活動していないため,例え薬剤が無くなっていても食害が発生する事はなかったのですが,容器本体自体がどこかに飛ばされて無くなってしまう事態も発生したため,今回はこの欠点を克服する事に致しました. ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ って,単に容器の中に『オモシ』として石を入れただけですけど.w 街中だと石を見つけるのも苦労するかもしれませんが,我が家の周辺は空き地がイッパイ有りますので,石なんぞ拾い放題です. 単純で安上がりな対処方法ですが,これで風害(?)も気にならなくなるかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 14, 2009 04:43:24 AM
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