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テーマ:パンジー・ビオラ(802)
カテゴリ:ビオラ&パンジー
リカパン(虹色スミレ with Licca)の混栽が徒長してみっともない事を10日ほど前に報告しましたが,私にとってGW初日となる先月末(2009/4/29)に再生処理を行いました.
先ずは処理前の様子. スィートハートリカ(昨年の挿し芽夏越し株)は正面からだと花数も多く,ソコソコまとまった草姿に見えますが,ムーンライトリカとメープルリカ(何れも2008年秋の購入株)は花数も少ないのでバランスが良くありません. 更に上から見たらもっと悲惨な状態ですし…. そこで先ずは徒長した茎の大半をカット! このとき重要なのは,ペチュニアやインパチェンスのような切り戻しを行わない事です. 具体的に言うと,茎の途中で切らず,株元からカットすれば良いのです. なぜなら,ペチュニアやインパチェンスは茎の途中からドンドン腋芽が発生して株がコンモリ充実していきますが,ビオラ類はあまり腋芽が発生しないので,茎を途中でカットしても株をコンモリさせる効果が低く,最悪の場合,その茎が枯れて終わる事もあるのです. すなわち,ビオラ類を切り戻す目的は,株の中心に日光を当て,徒長していない新芽を株元から発生させる事にあるのです. しかしだからと言って,株中央に良く日光が当たるように全ての茎をカットしてしまうと,光合成を行う葉がなくなってしまいますので,最悪の場合枯死してしまいます. そこで上の写真のように,ある程度茎を残し,間引くようにして株元からカットする事が重要なのです. このようにすると,下の写真のように株元の日照条件と通風が格段に良くなります. 最後に,残った茎の蕾と花を全て除去し,緩効性の固形肥料と先月初旬(2009/4/5)を最後に中断していた液肥(ハイポネックス原液の1000倍希釈液)を与え,日向に出して作業終了です. ハイポネックス原液 今後株元から出た新芽がある程度育った時点で,残しておいた茎は全てカットする予定です. さ~て,果たして今回処理した株たちを再度ディスプレイさせることは可能かな? 例え株が良い状態に回復しても,昨年みたいに7月初旬から連日真夏日って事になっちゃうと,一気に枯死へ向かいますからねぇ~. 何とか今月中にある程度の状態になってもらい,来月初めからディスプレイさせたいなぁ~. そうでないと,今回の作業と与えた肥料が無駄になっちゃいますので…. 最後に,今回実施した作業で驚いた事が一つありましたので書き留めておきましょう. なんと,1株しか植えていなかったスィートハートリカが5株に増えていたのです! 写真では判りにくいかもしれませんが,明らかに離れた位置に株が存在しております. どおりでスィートハートリカだけ大株になっていたはずです.w どうやら地面に触れた茎の一部から発根して根付き(その茎はカット済み),そこで新たな株となった様子. アイビーやハツユキカズラのようなツタ性の強健な葉物では良くある事ですが(アメリカンブルーでも経験あり),まさかリカパンでこんな事が起きるとは…. いやぁ~,本当に強健な苗を偶然入手できて良かったです(親株は2007年の秋に購入). 挿し芽成功率と夏越し成功率が高いだけでなく,勝手に株が増えるとはねぇ~. リカパンは当たり外れが大きい(個体差が大きい)のが欠点ですが,こんな株を入手できるのなら許せるかも.w ただ,もう少しピンク色が強い株だったら嬉しいのですが…. ------ リカパン(虹色スミレ with Licca)混栽のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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