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テーマ:体当たり園芸(785)
カテゴリ:ポインセチア
晩冬以降,1回 or 2回の切り戻しを実施済みのポインセチアですが,既に全ての株に葉が茂っております.
一見喜ばしい事のように思えますが,こうなってしまうと給水は雨に頼ることが出来なくなってしまいます. 雨が葉で弾かれ,株元に流れないからです. 従って雨が多いこの季節でもコマメな給水が必要になってしまいます. 更に梅雨明け以降までこのまま放置していると,(大株になってしまい)確実に朝夕2回給水が必須になってきます(水不足で萎れる). そして風で鉢が倒れやすくなり,枝折れが発生するのです. 実際昨年までどれだけ痛い目にあったことか…. そこで先月(2009/5/9)に続き今月(2009/6/27)も切り戻しを実施っす! 切り戻し実施前 フリーダム 右: 2008年挿し木株 中央: 2007年挿し木株 左: 2006年挿し木株 レッドフォックス 右: 2008年挿し木株 中央: 2007年挿し木株 左: 2006年挿し木株 切り戻し実施後 フリーダム 右: 2008年挿し木株 中央: 2007年挿し木株 左: 2006年挿し木株 レッドフォックス 右: 2008年挿し木株 中央: 2007年挿し木株 左: 2006年挿し木株 これで当面は上記の問題から開放されるでしょう. しかし一ヵ月後&二ヵ月後にも切り戻しが必要になってくるはずです. まぁ~切れば切るほどコンモリした株になるので,最終形は綺麗になるのですけどねぇ~. さて,切り戻しを行ったら出てくるのが不要な枝. 丁度今はポインセチアの挿し芽の適期と一般的に言われている時期です. 育成農家はこの時期に『パテントを持った企業(?)』から苗や未発根の挿し穂を買って育成を開始するそうです. そして私も,例年はこの時期に出た剪定枝で挿し木をしていました. しか~し,昨年の実績で言うと,6月に実施するより8月下旬に実施した方が成功率が高かったのですよぉ~! 湿度の高さより,気温が高い方がポインセチアの発根には有利なのかもしれません. もしくは,8月下旬の方が挿し穂を取る株が充実しており,活きが良い穂が得られるからなのでしょうか? ただし8月に挿し木をすると,需要が高いクリスマスシーズンに大株で出荷させる事が出来なくなってしまいます. だから育成農家はもっと早い時期に育成をスタートさせているのだろうと考えられます. しかし私が挿し木で株を増やすのは翌シーズンの為であり(挿し木から数年が経過した株は大きくなりすぎるので里子に出す&代わりの株が必要になる),挿し木を実施したシーズンにディスプレイするつもりは基本的に無いのです. 従って今年の挿し木は二ヵ月後の八月下旬に実施しようと思いま~す! ------ ポインセチアのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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