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テーマ:体当たり園芸(785)
カテゴリ:インパチェンス
3年前の晩夏に初めて苗を購入し,それ以来育成を続けてきた八重咲きインパチェンスのカリフォルニアローズ・フィエスタですが,もう今シーズン限りで本格的に育てるのを止めようと思います.
夏は日陰で夏越しさせ,秋に挿し芽で増やした株を屋内で冬越しさせていましたが,それだけの手間をかけて育てる植物ではないのではないかと…. 確かに花は薔薇のようで綺麗ですし,満開時には花が株を覆うようになって豪華なのですが(↓),如何せん暑さ&寒さに弱すぎるのです. スターダストサーモン 八重インパは冬でも最低気温が10℃を下回らないような暖地でない限り路地越冬は不可能. そこで屋内管理になるのですが,我が家は狭いために挿し芽株でコンパクトな状態にしなければなりません. そして直射日光が当たる窓際で管理するのですが,それでも温度不足で枯死する株が発生します(暖房をしない部屋に置いているからですが…). 無事冬越しに成功した株があれば春になって屋外に出す(定植する)事になるのですが,ほとんどの苗が命辛々の状態で越冬しているため,ちょっと油断すると直ぐに調子を崩してしまい,枯れてしまうものが出てきます. 余程傷んだ株でなければGW頃からは調子が良くなり,その後一ヶ月ほどは順調に育ちますので,GWまでをどのように管理するかが重要です. 比較的良好な状態で越冬した株&GWまでを適切な管理で乗り切れた株は,6月初旬からディスプレイを開始できるでしょう. しかしその後,再び問題が発生します. 今度は暑さで株が傷んでしまうのです. 地球温暖化の影響か(『温暖化により海流の動きが抑制され将来的に寒冷化する』とか『太陽の黒点数の減少から地球が寒冷化する』との意見もありますが…)最近は6月でも最高気温が30℃を上回る事はざらです. そうなると蕾は開花することなく落ちてしまい,葉は丸まり始め,頂芽が枯れ始めます. そして梅雨が明けて暑さが本格化すると,再び枯死する株が発生するのです. 8月末~9月上旬になり暑さが一段落すると,夏越しに成功した株は復活し始めます. しかしまだまだ残暑が厳しく,本格的な成長を再開するのは9月末になってから. 10月になると凄い勢いで成長し,11月になればドンドン開花し始めますが,もう冬は目の前. 当地は比較的気温が高いので暖冬の年などは12月末までディスプレイすることも可能ですが,それでもディスプレイできる期間は2ヶ月もありません. すなわち,例え6月にも無事ディスプレイできたとして,合計年間3ヶ月間しか飾れないのです. 我が家の場合,越冬株が初夏のディスプレイに間に合うなんて事は稀ですから(せいぜい1~2株),実質大半の株は2ヶ月もディスプレイできないのです! にも拘らず,夏越しや冬越しに『場所』と『時間』と『手間』がかかるので,馬鹿らしくなってしまったのです. そんな訳で現在夏越し中の株たちを晩秋にディスプレイさせたら,挿し芽もせずに引っこ抜いて処分してしまおうと思います. そして新規に株を購入する事もしないつもりです. ただし,5号サイズの木樽風ポットの株はそれ程場所をとりませんし,育成を継続するかもしれません(ただし枯れたらその時点で終了~). 木樽風ポット 尚肝心の株は,現在以下のような場所で夏越し中です. スターダストサーモン2株 左奥:スターダストサーモン 左手前:ディープオレンジ 右:アップルブロッサム3株 アップルブロッサム3株 スターダストサーモン ディープオレンジ スターダストサーモン単植は,そのスペースに置くには大きすぎたために切り戻しました. またディープオレンジは頂芽がことごとく枯死したため切り戻しました. さらにスターダストサーモン3株を植えていたプランター(木樽風プランター)の中央の株は枯死したため,2株に減っています(最初の写真). 木樽風プランター さて,残っている7株の内,何株が夏を越えるかなぁ~. そんでもって4つのプランター&鉢の中で,一体いくつ今秋にディスプレイする事が出来るかなぁ~. ------ カリフォルニアローズ・フィエスタのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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