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テーマ:蘭を咲かせましょう!(9193)
カテゴリ:胡蝶蘭
やば~い症状が現れていた胡蝶蘭ですが,更に状況が悪化しました.
先ず根腐れの兆候(給水しているのに葉が萎れる)が現れていたアマビリスですが,萎れ始めていた『4月に出た葉』が更に萎れ,それ以外の古葉も萎れだしたのです. 4月に出た葉 古葉 新葉は成長を続けていますし,発根も確認できましたので,原因は病気ではなく根腐れと判断しました. 続いて,先月下旬の時点では目立った症状が認められていなかった『白花大輪種』ですが,その後複数の古葉が萎れだしました. しかも上部2枚の葉は葉焼けさせちゃったし…. 先週の木曜日,ヤフーの天気予報で『終日曇り』となっていましたので遮光材を捲り上げて出社したのですが,昼前から晴れだしやがって…. 家に電話しても妻はお出掛け中. 昼過ぎに帰宅した妻が『留守電のメッセージ』を聞いて対応した時には既に手遅れで…. まぁ~葉焼けの件はさておき,こちらの株も古葉が急速に萎びるのは根腐れが原因と判断しました. そこで時期外れですがこの2株の植え替えを行う事にぃ~(2009/9/6)!! まず鉢から株を引っこ抜き,ミズゴケをどけてみると…. アマビリス 左:子株1号 右:孫株 白花大輪種 ミズゴケ内部にはマトモな根が一本もありませんでした. つ~か,アマビリスは孫株が子株から取れちゃったしぃ~. まぁ~不可抗力って事で仕方ありません.w とりあえず『傷んだ根』と『ワサビ状になった下方の茎』を処分するとこんな感じに. アマビリス 左:子株1号 右:孫株 白花大輪種 整理が済んだ株は再び植え付けないといけない訳ですが,これまでと同じようにミズゴケを用いると,また同じ事を繰り返してしまう危険性が高いと思われました. 根腐れを防ぐには水遣りを控えて鉢内部が過湿になる時間を極力少なくすれば良いのですが,夏場に屋外管理をする際,雨に濡れる事を完全に防ぐ事が出来ないため(我が家には十分な軒下が無い),水遣りを控えても過湿になってしまうのです. そこで植え込み資材を代えてみる事にしました. 用いたのは手持ちのバークチップ(SSサイズ)です. 楽天市場の『そのきや』さんから年に1~2回アウトレット品(木屑が混ざっている)として販売される物(松の木の樹皮)で,一昨年の春に購入した時は50L入りで2,000円(送料込み)という格安価格でした. 普段は寄せ植え等のマルチングに使っています. 植え付け方法ですが,愛華園芸の楽天市場店にバークを用いた時の手順が掲載されていますので,そちらを参考にしてやってみました. ただし,同じバークといっても種類が全く違いますので,これで育成が上手くいくのか判りません. また透明のポリポットなんて持っていませんので,代わりにスリット鉢(4号)を使いました. 兼弥スリット鉢 12cm モスグリーン 右:アマビリス(子株1号) 左:白花大輪種 本当は3.5号サイズに植えたかったのですが,スリット鉢に○.5号サイズって無いのですよぉ~. まぁ~胡蝶蘭は4号サイズの鉢で育てても問題無いらしいですから(それ以上鉢サイズが大きくなると,内部が乾きにくくなって根腐れを起こしやすい)大丈夫でしょう. それに胡蝶蘭と違ってバークは鉢内部の水分量が圧倒的に少ないですし. そうそう,胡蝶蘭の植え付けには素焼き鉢を使うのが一般的ですが,素焼き鉢とバークの組み合わせだと鉢内部が乾きすぎるので,バークを用いる場合はプラ鉢を使うのが常道だそうです. ただアマビリスの孫株は,作業途中で面倒臭くって3号のプラ鉢(スリット鉢)にミズゴケで植えちゃいましたけど…. もしかして枯れちゃうかな? 尚『白花大輪種』の葉焼けですが,そのままにしておくと傷口から病気に感染する恐れがあるので,葉焼けを起こしている部分より先は切り取ってしまい,切り口を瞬間接着剤で塞いだ方が安全です. しかし植え替えを行う場合は少しでも葉を残して置いた方が有利ですので(植え替え後,暫くは施肥を控えるため根から栄養を取れない→バルブである葉が少しでも多く必要),殺菌剤(ダコニール1000の1000倍希釈液)をたっぷり撒いて,そのままにしておく事にしました. ダコニール1000 ………気休めにしかならないかな? さて,以上で根腐れ株の植え替えは終了ですが,ついでに根腐れは起こしていない(ただしウィルス感染の疑いがある)ピカソも植え替える事にしました. 1株だけ異なる資材で植えつけてあると,水遣りのタイミングが違って扱いにくいですからねぇ~. それに冬場の管理の事を考えたら,過湿になりにくい資材へ植え替えておく事は大きなアドバンテージになります. 引っこ抜いてみると鉢内部にも綺麗な根が多かったですが,そのままでは鉢に収める事ができなかったため,健康な根もザクザク切ってからスリット鉢へ~(バークチップ使用). これでどの株も良好な育成を示すようになってくれれば良いのですが,もし育成不良に陥ったら『洋らんバーク』や『ネオソフロン』などを購入して植え替えないといけないかも. 花ごころ 洋らんバーク12L ネオソフロン 12L ------ 胡蝶蘭のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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