|
テーマ:体当たり園芸(785)
カテゴリ:コニファー
今年の本土上陸第1号(&最終号かな?)となった台風18号ですが,皆さんの家の草花は被害を受けませんでしたか?
とりあえず我が家では,前日(2009/10/7)の朝に『被害を受けそうな植物』を屋内に取り込んだり(ポインセチア,胡蝶蘭 等),風の影響を受けにくい場所へ移動させたり(ミニトマト,ジャノメエリカ 等)しておきました. そのおかげで被害を受けた植物は殆ど無かったのですが,残念ながら甚大な被害を受けた物が2つ発生してしまい…. 1つ目は『コリウスとハツユキカズラの寄せ植え』. 今週前半に紹介したように,約一週間前(2009/10/4)は下の写真のようにコンモリした姿でした. 中央奥:コリウス・コットンキャンディー 左右:コリウス・ギャラクシー 手前:ハツユキカズラ それが台風の影響でこんな姿にぃ~! 一番風が強い時間帯(午前3時前後)は北北西から南南東に向けて(最初の写真の右から左へ)風が吹いていたのですが,朝起きてみると見事にプランターが上下逆さまになっており,下敷きになった左手の『ギャラクシー』の枝がゴッソリ折れてしまったのです. 後から考えると『これだけ葉が茂っていれば風の影響を受けやすかったのだろうなぁ~』と言う事になるのですが,台風接近前は『小さな鉢はともかく,土がイッパイ入ったプランターは風の影響を受けないだろう』と思い込んでいたのです. だって私が2005年の引越しと共に園芸を始めて以来,プランターがひっくり返るなんて経験はありませんでしたから…. とりあえず,ここ10年で最大規模の台風だっただけの事はあるなぁ~と改めて思いましたよ. さてこの寄せ植え,こうなってしまってはこのままディスプレイを続ける訳にはいきません. かといって来月後半にはコリウスが枯れてしまうでしょうから,株の回復を待っている余裕もありません. そこで苦肉の策として,置き場所と設置角度を変えてディスプレイを継続する事に致しました. これなら何とか見られるでしょ. 日当たりが悪い場所ですので今後の成長は期待できませんが,既に気温が下がって成長が鈍化している段階ですので,さほど株に影響は出ないでしょう. それよりも,元のディスプレイ場所より風が当たりにくい家の壁際ですので,株が長持ちしてくれるかもしれません. コリウスは北風と霜で一気に傷んでしまいますが,家の壁際なら放射熱の影響で霜が降り難いですから~! もし本当に昨年よりも有意にディスプレイ期間が伸びたら,文字通り『怪我の功名』ですね.w さて今回の台風で大きな被害を受けたもう1つの植物は,『コニファーのサルフレア』. こちらは地植えですので,台風が来るからといってどうする事もできません. 今春(2009/3/20)剪定を実施し,初夏(2009/6/4)には下の写真のようになっていたのですが…. 2009/6/4 コリウスのプランター同様,写真右方向からの強風でこんな状態にぃ~! 台風通過後(2009/10/8)の朝 支柱の杭ごと傾いていまい,マルチングを実施しているのに土が露出しちゃっています. サルフレアを含むイトスギ属は根張りが弱く強風で傾きやすいのですが,支柱まで傾いた事を考えると,土壌がフカフカ過ぎるのも考え物ですねぇ~. 実は我が家の花壇スペースと庭の土は,外構工事の際に表層30cmをゴッソリ真砂土に入れ替えいるのです. 更に土壌改良剤として大量のバーク堆肥とパーライトを漉き込んだ影響でフッカフカな状態でして…. まぁ~一般的にその方が植物にとって良い土壌なのですけど.w それから今回の傾倒発生は,支柱の立て方が不十分だった事も原因の1つに挙げられるでしょう. 多少地盤が軟弱でも,シッカリと支柱を立てていればそう簡単に木が倒れる事はありません. 一般的にコニファーの支柱は,幼木の時期は『一本支柱(添え木支柱)』,そして成木には『八つ掛支柱』を行います. 実際,今春に『八つ掛支柱』を行ったブルーアイス(↓の左側)は今回の台風で全く被害を受けませんでした. 一方サルフレアはスペースの関係で『八つ掛支柱』を行う事ができず,『一本支柱』で支えられていただけなのです. でもそんな事をいっても既に後の祭り. いずれにしてもこの狭い花壇では『八つ掛支柱』を行う事は不可能です. とにかくこんな状態で放置するわけにいきませんので(更に木が傾くと車に当たってしまう),その日(2009/10/8)は会社を休み,朝からホームセンターへ. そして材料(1品)を仕入れ,昼過ぎから修復作業を開始っす! 本当は午前中に何とかしたかったのですが,妻がその日は忙しくて手伝ってもらえず(PTAの仕事などがあった:当日が妻の○○回目の誕生日だった事と無関係ですw),台風の影響で短縮授業だった子供達が帰ってくるのを待たねばならなかったのです. だって支柱を立てるには『倒れている木を起こして支える人』,『起こした木が傾いていないか,少し離れてチェックする人』,『木を支柱に固定する人』など,数名で行わないといけませんからねぇ~. 大人なら2人がかりで何とかなりますけど.w とりあえず子供達に手伝ってもらい復旧した姿は↓. こうやって写真を見比べると,この4ヶ月で随分大きく育っちゃっていますねぇ~. こりゃ~風害を受けやすくなって当然っす! 来春の剪定適期にはかなり思い切った刈り込みを実施する必要がありそうです. これまで縦方向への剪定は実施しておりませんでしたが,高さを抑えるために,そろそろ頂芽を切り落とさないといけないと思います. 尚,今回の修復作業で採用した支柱の設置方法は『一本斜め支柱』という形式. 『やらず杭』を用いておりますので『一本支柱』よりは強固と思われます. 作業実施前にホームセンターへ買いに行ったのは『やらず杭』用の短い杭です. その他の資材(杉皮&しゅろ縄&針金&掛矢)は前回の支柱立て実施の際に揃えていましたからね.w さて,流石にもう今年度内に台風は来ないでしょうが,来春の剪定実施までに北風や春一番などの強風が吹き荒れます. それまで今回立てた支柱がシッカリ機能してくれれば良いのですが,果たして結果は…. ------ コニファーのその後の様子はこちら コリウス&ハツユキカズラの寄せ植えのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 29, 2009 06:09:16 AM
コメント(0) | コメントを書く
[コニファー] カテゴリの最新記事
|