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テーマ:蘭を咲かせましょう!(9191)
カテゴリ:胡蝶蘭
先日報告した様に,我が家における台風18号の被害範囲は僅かなものでした.
ただし『被害を受けた植物(サルフレア&コリウス)』は『甚大な被害』を被りましたけど.w とりあえずポインセチアや胡蝶蘭は屋内に取り込んでおいて正解でした. 胡蝶蘭の置き場所なんて,ぐっちゃぐちゃになっていましたからねぇ~. しかし胡蝶蘭には別の問題が発生して…. 実は『胡蝶蘭の置き場所』から株を取り出す際,うっかり葉を遮光材(遮光ネット)に引っ掛けてしまい…. 鉢から株が抜けちゃいましたぁ~! (* ̄ロ ̄)ガーン 普通その程度の事で株が植え込み資材から抜けることは無いのですが,先月上旬(2009/9/6)に緊急植え替えを実施したばかりで根張りが不十分だった&植え込み資材をミズゴケではなくバークチップを使っていたため,株が抜けやすい状態だったのです. 実際新たな根は僅かしか出ていませんでした. まぁ~葉が千切れたりしたわけでもありませんし,気を取り直して植え込み直そうとしたのですが…. 植え込み資材がカビってるぅ~! どうやら何の処理もしていないバークチップを胡蝶蘭の植え込み資材として使うのは無理だった様です. そんな訳で,慌てて他の2株も鉢(スリット鉢)から引っこ抜きました. 左上:アマビリス 右上:ピカソ 下:白花大輪 約一ヶ月前の植え替え時に残しておいた根が幾つか傷んでいましたが,どうにか手遅れ(=根にカビが生える)にはなっていなかったようです. 今回偶然にも問題が発覚しましたが,もし気が付かずに冬期(=植え替え不可)を迎えていたらと思うとゾッとします. まさに怪我の功名と言って良いでしょう. さて,とりあえず全ての株を鉢から出し,傷んだ根を除去しましたが,このまま放置するわけにもいきません. かといって,手持ちで使える植え込み資材はミズゴケしかなく,それを用いて植えつける時間はありませんでした(出社前の僅かにしかない時間に作業を行っていたため). ニュージランド産水苔 500g ミズゴケを使った植え付けって結構時間がかかるのです(手を抜けば直ぐに終わりますが…). またそれ以上に,ミズゴケで植え付けるのが嫌でした. だから前回バークチップを使って植え替えたのですから…. そんな訳で,ビニール袋に『水分を与えた少量のミズゴケ』と『株』を入れ,フックを使ってカーテンレールへ吊るしてみることに. これなら株周辺の湿度を高く保てますし,根を過湿で腐らせる事もありません. また密閉していないので呼吸や酸化炭素吸着を阻害しないでしょうし,カーテン越しの日光も当たるので光合成に支障は無いはずです. 短期間ならこれで何とかなるでしょう. しかしあくまでこれは緊急避難措置としてのもの. 施肥やディスプレイ(特にステムの誘引処置)の事を考えると,このまま育てる訳にはいきません. そこで先週末(2009/10/10)に蘭用植え込み資材の発酵バーク(洋らんバーク)をホームセンター購入して植え付けを行いました. 花ごころ 洋らんバーク12L 尚,ちょっと悩んだのですが,鉢は素焼き鉢に戻しました. 前回の植え替えでスリット鉢を用いて以降,以下の問題を感じていたからです. ・鉢が軽いため重心が高くなり株が不安定になる(今後成長して葉数が増えれば倒れそうな予感) ・軟質のプラ鉢だと鉢が簡単に変形するため,鉢内部で根や植え込み資材がゴソゴソ動く ・与えた固形肥料がスリットからポロポロ落ちる 2番目&3番目の問題はバーグチップを用いた事も原因でしょうけどねぇ~. SSサイズの物を用いたのですが,蘭の植え込み用のバークに比べれば粒が大きいですし,鉢内部に詰め込むには適していない形状でしたから…. 左:バークチップSSサイズ 右:洋らんバーク 肝心の植え付け方法ですが,ここを参考にしてやってみました. ただしこのページの説明で使われている透明のポットは,底に開いた水抜き穴が小さくバークが落ちない中敷紙不要タイプですので,全く同じように実施する訳にはいきません. 例えば手順『9』の前に鉢底ネットなどを入れる必要があるのですが…. 過湿による根腐れ誘発の危険を承知で,少量のミズゴケを敷いてみました(白く見える粒は緩効性固形肥料-マグァンプK(中粒)-です). マグァンプK 鉢底ネット等を敷いてしまうと,内部が湿っているのか乾いているのか判断が難しくなりますが,ミズゴケを敷いた場合は底の穴からミズゴケを触って鉢内部の湿度状態を類推する事が可能だからです. まぁ~ミズゴケは極少量しか使っておりませんので,根腐れの可能性は殆ど無いと考えています. とりあえずその上にバークを薄く置き,株を押し込んでから更にバークを詰めました. その際,葉が邪魔で株を鉢内へ押し込みにくかったピカソは,一番下の葉を除去しています. 黄変こそしていなかったもののシワシワでしたし,軽く引っ張るだけでポロリと取れましたので,もう寿命の葉だったのでしょう. 元々葉数が多かったですし,今後の成長に悪影響は出ないと思います. さて,既に最低気温がコンスタントに18℃を下回っているので,これを期に終日屋内管理へ移行するつもりですが,果たして暫くしたらちゃんと復活してくれるかな~. ------ 胡蝶蘭のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 31, 2009 04:52:39 AM
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