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ナオリンさんから『挿し芽で増やした苗』を戴き,昨年定植したトケイソウ・カエルレアですが,地植えしてしまったために花壇中へ蔓延り始めている事を以前報告しました.
その対策として,地面から出てきた芽には除草剤(グリホサート系)を塗布してきたのですが,その芽はそれ以上成長しなくなるものの,次から次へと新たな芽が別の場所から出てくるのです. グリホサート系除草剤は根まで枯らすので,地下茎も枯らしてしまうのではないか(それ以上新たに芽が出ないだけでなく,定植した親株まで枯れるのではないか)と考えていたのですがねぇ~. そしてそんなイタチごっこを続けている内,芽が出現する範囲が広がりだして…. 2009/9/8 2009/10/10 黄色で丸く囲った部分が発芽確認場所ですが,地下茎が伸びているのが明らかです. そこで最後の手段として,本体に除草剤を塗布し,株と地下茎を完全に枯らしてしまう事に致しました. トケイソウは前年に伸びた茎に多くの花が付くので,確実に来シーズンは大量に花を付けるはずであり,非常に残念なのですが…. 尚,地下茎を全て掘り起こす事も考えましたが,既に広範囲に広がっているため,その作業でコニファーの根まで傷めてしまう可能性が高いと判断して見送る事に. コニファーは一般的にゴボウ根であり,根傷みを極端に嫌いますから~(グリンコーンなどの強健種は除く). さて,薬剤の塗布作業は先週末(2009/10/11)に実施済みです. そしたら驚いた事に,あっと言う間に効果発現! 除草剤塗布前(2009/10/11) 現在(2009/10/16) 薬剤が付いた部分はドンドン葉が落ち,茎も萎んできています. も~落ち葉が凄い量! まさかこんなに早く効果が表れるとは思っていませんでした. だって隣の空き地の雑草に薬剤を散布しても,効果が目に見えて判るようになるには数週間かかっていましたからねぇ~. ただ問題は,薬剤がかかっていない部分が相変わらず元気な事. この薬剤は葉や茎から吸収されて根まで枯らしてしまうはずなのですが…. それにしてもこういう場合(枯らしたい植物の側に枯らしたくない植物がある場合)の除草剤の使用って面倒臭いっす! 雑草しかなければ塗布などせずジョウロなどでダァ~と撒けばよいのですが(グリホサート系除草剤は土に撒いても意味が無い),トケイソウの側にはタカサゴユリやイフェイオンなどの球根植物とコニファーが存在するため,ダァ~と撒いてそれらに薬剤をかけてしまう訳にはいかないのです. なんせグリホサート系除草剤は選択性が無く,何でも枯らせてしまいますから~. あの悪名高きスギナでさえ駆除してしまうくらいです.w まぁ~逆に言えば,根気さえあれば(枯らせたく無い植物には薬剤が付かないように慎重に薬剤を塗れるなら)どんな植物でも選択的に枯らせる事ができるって事ですけどね. さ~て,一ヵ月後には一体どうなっているかなぁ~. そうそう,今回の処理を実施できたのは,先月実施した挿し芽が無事成功したから. おかげで株を絶やす心配がなくなったからです. 挿し芽成功を報告した際に『一ヶ月以内に定植する事になりそうです』と書いたのは親株の処分を考えていたからで,親株が枯死した後にその周辺を片付け,代わりに鉢へ定植した挿し芽株を設置しようと考えていたからでした. とりあえず現時点で挿し芽株は非常に順調に成長しており,株入れ替えの為の準備は万全といったところでしょうか. ただ一番怖いのが,親株だけ枯死して地下茎が生き残った場合で…. それじゃぁ~今回の事が何の意味も持たなくなっちゃいますからねぇ~. 一体どうなる事やら…. ------ トケイソウのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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