|
テーマ:蘭を咲かせましょう!(9190)
カテゴリ:胡蝶蘭
8月に調子を崩し始めた(根腐れ)のでやむ得ず植え替えを行った胡蝶蘭ですが,植え込み資材が適切でなかった所為で更に状態を悪化させてしまい,立て続けに植え替えを行う羽目になってしまいました.
当然植え替えのたびに大切な根が傷んでしまう訳で,その後もあまり調子は上がらず…. 特にアマビリスとピカソは落葉が進み,植え替え前よりも葉数が減ってしまいました. アマビリス(子株1号) 現在(2009/11/18) 2009/9/6(左が子株1号) ピカソ 現在(2009/11/18) 2009/9/6 とりあえずアマビリスは残っている葉に張りがあり,新葉の成長も止まっていませんので今後に希望が持てます. しかしピカソは…. 葉が減る一方で,残っている葉は萎れ具合の進行が止まりません. なんとか新葉の成長が認められており,その成長箇所(新葉の茎に近い部分)に張りが認められる程度です. 現在(2009/11/18)の新葉の状態 先月末(2009/10/30)の新葉の状態 う~ん,参ったなぁ~. また心配なのは葉だけではありません. 葉が萎れるのは水分不足に陥っている証拠ですから,それを解消するために根の成長が活発になるはずです. しかし植え替え以降,既存の根(成長点が生きている物)が全く伸びないだけでなく,新根が全く出てきていないのです. 見えない部分(植え込み資材内部)で発根してくれていれば良いのですが…. 早く『目で確認できる場所』に発根するか,『目で確認できる既存の根』が活動を再開してくれぇ~! 一方,植え替え以降一枚も落葉が認められていなかった『白花大輪』株ですが,先週初めに一番下の葉が黄変し始めました. しかし一番下の葉が枯れ落ちるのは新陳代謝の一環であり,それ程深刻な症状ではありません. 問題はその一枚上の葉が少し黄変し始めた事. しかも葉先からではなく,茎に近い葉の中央部から色が変わりだしたのです. って,写真では判り辛いですね. とりあえず気になったので株をよ~く観察したところ,その葉の付け根部分の組織が壊死していることが判明しました. 見た目が水っぽくなっており,手でこすると『ベロン』とその部分が剥がれてしまったのです. ||||||||||||||(* ̄ロ ̄)ガーン|||||||||||||||| 悪臭はしていなかったので軟腐病ではないと思われますが,(何らかの細菌による症状と考え)慌てて鉢から引っ張り出し(植え込み資材は廃棄)他の株から隔離しました. 成長中の根(先端が白っぽくなっていない物)は皆無ですし,葉の壊死部分も結構な大きさでしたので,もう諦めて廃棄してしまった方が良い気がします. 葉先に症状が出たのなら,症状がある部分を大きめに切り取れば株本体に被害が及ばずに済む事もありますが,今回の患部は株元ですからねぇ~. ただし『植え替え時に傷つけた部分が壊死しただけで細菌には侵されていない』という可能性も0ではありませんので,まだ廃棄せずに観察中です(患部以外へ毎日数度ミスティング実施). とりあえずこの数日間は患部が拡大する気配は見受けられませんが,患部直下の茎がやたら黒ずんでいますし,数本の根が機能を停止し始めましたし(黒ずんでシワクチャに…),患部が存在する葉の黄変が急激に進行していますので,株が無事である可能性は限りなく0に近いでしょうけど…. とまぁ~こんな具合にマトモな状態の株が1つもありませんので,今シーズンはステムが上がってこないとだろうと今日まで思っていました. しかし写真撮影の際,ピカソにこんな物(↓)を見つけちゃって…. まだカナリ小さいですが,形状,時期,位置からして,ステムと考えて先ず間違いないでしょう. w( ̄▽ ̄;)wワオッ!! これはちょっと嬉しい誤算です. でも株の今後の事を考えると,今シーズンは開花を諦めてステムを折り取ってしまった方が良いかもしれません. しかし今ステムを折ってしまうと,新たに別のステムが株内部で作られてしまい,余計に株が疲弊するかもしれず…. う~ん,対応が難しいなぁ~. とりあえず,この時期は例年なら花芽形成促の為にリン成分がリッチな肥料(ハイポネックスハイグレード開花促進単体や,他の液肥との混合液)を与えるのですが,今シーズンは株の成長を優先させるために3要素が等量の肥料(ハイポネックスハイグレード洋ラン)を与え続けています. ハイポネックスハイグレード洋ラン ハイポネックスハイグレード開花促進 だからアマビリス&ピカソは早く健全な葉が育ってくれぇ~! ------ 胡蝶蘭のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[胡蝶蘭] カテゴリの最新記事
|