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テーマ:パンジー・ビオラ(801)
カテゴリ:ビオラ&パンジー
『虹色スミレ with Licca』を夏越しさせる為に行った春季の挿し芽ですが,既に先週末の時点で実施から約7週間が経過していました.
15本の穂の内 2本は早期に駄目になってしまいましたが,残りは2週間前(2010/4/24)に半日陰に出した後も萎れる事はありませんでした. 中には花が咲き出す穂も. ただし下葉が萎れ気味で,新葉の色も良くないものが大半を占めていました. とりあえずもう植え替え(挿し芽用の土→育成用の土)時ですので(まだ発根していない穂は今後発根する可能性は無い),すべての穂を挿し床から引っこ抜いてみたところ…. 残念ながら大半がこんな具合で発根が認められず,発根していたのは僅か5本だけと散々な結果(15本中5本)であることが判明~. 更にその発根が認められた穂にしても,その根量はメッチャ少なくって…. 大失敗ダァ~! 晩秋の挿し芽は発根率(成功率)が7割を超えていた(14本中10本)のにねぇ~. 今回の発根率は3割未満(or 3割強)です. 昨年の3月下旬に実施した挿し芽では発根率100%だったのに…(その後育ったかは別にしてw). 一体何が悪かったのでしょう? もしかして日光に当て始めるのが遅すぎたのでしょうか? 秋季は挿し芽実施4週間後に穂を日向(屋内)へ出しましたが,春季は挿し芽実施6週間目になってやっと明るい日陰から半日陰(屋外)へ置き場所を移したのです(結局日向には出さずじまい). 日照量が少ないと光合成が阻害され,発根する為のエネルギーが作られない訳で…. ただ発根していない状態で日照量が多すぎると,蒸散量が吸水量を上回って萎れるのが普通ですから,挿し芽した穂を日向に出すのは通常発根してからの事. だとすると,日向に出すタイミングが遅れたのは,発根の有無にあまり関係があるとは思えません. あまりに日照量が足りないと徒長してしまい,そちらにエネルギーが消費された結果,発根に使う事ができるエネルギーが足りなくなる事はありますが(3年前に経験済み),今回は極端な徒長は認められていません. そうなると考えられるのは気温の違いくらい. 挿し芽実施から4週間以内の期間(11/28~と3/22~)の気温は通常そう変わらないのですが,今年は3月末~4月に真冬並の低温になる時期が何日もありました. 逆に異常なくらいクソ暑い日もありました(=寒暖差が激しすぎ). こんな事なら,来シーズンは夏越し用の株も(成功率の高い)秋季の挿し芽で作ってしまおうかとも思いますが,そうなると親株の茎を切除しすぎてしまう事になり,今シーズン以上に親株のディスプレイが遅れてしまう事になりかねません. それじゃぁ~本末転倒な訳で.w いくら耐暑性を上げるために挿し芽で小さな苗を作ったとしても,当地での夏越し成功率はそれ程高くありません. 挿し芽や夏場のケアなどの手間隙を考えると,毎年苗を買い直した方が賢い気もします. ただ毎年苗を買う難点は,『虹色スミレ with Licca 』は個体差が大きい事. 同じ花色でも別品種かと思うくらい幅がありますし,株の成長力も全く異なります. だから気に入った株は翌シーズンも使いたいのですが…. とりあえず今回発根していた穂はゴールデン粒状培養土を使ってスリットが入った3号のポットへ植え替えました. ゴールデン粒状培養土 後列3株 : エンゼルピンクリカ 前列左1株 : メープルリカ 前列右1株 : ラブリームーンリカ 果たしてこの中で無事秋を迎える株はあるのでしょうか…. ------ 虹色スミレ with Licca のその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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