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カテゴリ:雑感
先日、管総理が浜岡原発の停止要請をした。
東海地震の危険性からとのこと。それなら立法でもして要請ではなく命令にすべきでないのだろうか。結局は、国の責任を中部電力に転嫁しただけだと思う。 中部電力としては、供給責任と国の要請の狭間で苦悩していることでしょう。 停止だけで良いのかとの疑問がある。原子炉の設計者は、耐震強度に問題ありと言っている原子炉には燃料を装荷したままだと原子炉が破壊されたら、これは「想定外」になるのか。 私にも分かりません。 中部電力は、原子力比率が低いが停止することにより供給力が問題となる。休止中の火力を立ちあげても予備力は3%程度とか、一般的には10%程度必要となる。 それに各社からの融通と言う話があるが、これにも限界がある。ご存知でしょうか。各電力会社の連係点は一カ所であることを。すなわち融通電力にも限界があると言うことです。 電力消費量は、気温と密接な関係があります。今夏猛暑となった場合、ますます供給力が問題となってきます。冷夏であることを祈りたいですね。 もし、猛暑の状態で発電所などに事故が発生すると供給力不足が起こります。この場合、大停電を引き起こさないよう一部需要を強制的に遮断するしかない。 停電が発生することにより、経済活動にも影響が出かねかねない。 どこかの知事さんは、原発停止は良いことだ、節電で対応したいなどとお気楽な発言をしていますが、一般の人にその意識をどう浸透させるのか。かけ声で無く具体的な話をして欲しい。政府には、節電対応の大臣までいるようですが、何をしているのやら。 電力各社は、系統運用に苦労されることでしょう。 浜岡原発の停止が本当に国民のためのものなのか、アメリカに言われて停止要請したと言うことが無いことを願いたいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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