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ふだん着物ぐうたら着物 oumatyanの日記

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2023.04.21
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カテゴリ:★☆着物☆★
着物イベントの「左前」ポスターが物議 「死に装束」指摘も...制作元は修正否定「ファッションに決まりない」というニュースを読みました(読んでいない方は最後に引用しておきますので読んでみて下さい)。
そして問題となっているポスターのイラストも見ました(イラストは引用しません)。

う~ん、左前でなかったとしても、着物の魅力を感じられるかというと、個人的には疑問を感じるイラストではありますがそこは置いといて、左前について自身の考えを述べたいと思います。


手がけたイベントプランナーの代表がJ-CASTニュースの取材に対して、
「~~前半略~~ ファッションに決まりごとはなく、着物は、もっと自由にコーディネイトしていいと思っています。ポスターはイメージであって、そこに深い意味はありません」と回答したとのこと。

着物は自由にコーディネートしていいについては、大いに同意します。
コーディネートは自由でいい!勿論!!その通り!!!
しかし、着物の着方については、たった一つだけルールがあって、それは左前で着ないことであると思っています。
何故ならそれは亡くなった方の着方だからです。指摘されているように「死に装束」ということです。
お茶碗の白ご飯にお箸を突き立てないのと同じです。白ご飯にお箸を突き立てるのは、亡くなった方へ供えるときにすることで、生きている人のためのご飯にしてはならない行為です。

何故ポスターのイラストが左前だったのでしょうか?
あえてそうした、炎上を狙ったとまでは考えにくいと思うのですが、真実はわかりません。
ただのチェック漏れなのかなという気がするのですが、なら指摘されたら謝罪して修正すれば良かったのではないでしょうか?「自由にコーディネート」とか言うと騒ぎが大きくなるのは予見できなかったのでしょうか。
変に注目され、イメージ悪くなり、というか縁起悪いと避けられるようになってしまっては、イベントとして成功じゃないと思うのですよね。折角のイベントが、ちょっともったいないかなぁと思います。

私自身も着物を自分で着るようになるまでは、左右のどっちを先に(前に)合わせるんだっけ、とよく分かっていなかった物知らず人間でしたので、間違えたとかチェック漏れたとかの過失を責めるつもりはありません。
でもイベントプランナーの方は過失だと認めていないので、それはつまり左前でもいいって思っているということで、そういう方が着物イベントを行うのですよね、ふーむ。。。。
ご自身は、左前で着ないですよね、きっと。
あ、まぁ、着物をそもそも着ない方なんでしょうかね、って疑問が湧いてきます。

やっぱり着物に携わる方々は、着物を着る人たちであって欲しいなぁと切に願うわけなのです。
もちろんいつもいつも着物ということでなくても、お気に入りの着物があったり、出掛ける先によって着る着物を考えたりとか、そういう人たちであって欲しいなと願うのはワガママなんでしょうかねぇ。。。。

(以下引用)
タイトル:着物イベントの「左前」ポスターが物議 「死に装束」指摘も...制作元は修正否定「ファッションに決まりない」

東京・銀座で開かれる予定の着物イベントのポスターについて、イラストの着物が左前になっていると、ネット上で疑問が相次いでいる。

左を手前にして着る左前は、「死に装束」とされていることが理由だ。イベントの運営会社は、「着物は、もっと自由でいいと思っています。ポスターはイメージで、深い意味はありません」と取材に説明している。

■AIを使ってアジアの少女を生成させたフリー素材を使用か

 ポスターでは、花を背景に、黒髪の少女がピンクに近い色の着物を着ている上半身のイラストが描かれている。

 イベントは、「銀座今昔きもの大市」と題して、2023年5月12~14日に開かれる予定だ。公式ツイッターでは、4月17日にポスター画像を載せてイベントをPRした。

 ところが、この画像に対し、リプライ欄で突っ込みが相次いだ。

「それ死装束じゃ......?」「左前は駄目でしょ」「これでよくGOサイン出したな」

 さらに、着物の中にシャツらしきものが見える、などと違和感を訴える声も次々に寄せられた。

 中には、「『未来の着物』のイメージってことなんだろう」「着物界へのアンチテーゼなのかも」との意見も出たが、否定的な声の方が多い。

 イラストについて、AIを使ったのではないかとの指摘も相次いだ。出所についても特定が行われ、写真などの素材サイト「Adobe Stock」で同じ画像があったとの指摘があった。

 画像ページを見ると、AIを使ってアジアの少女を生成させたと英語で説明されている。

 着物を左前に着ることについては、過去に物議を醸したケースがいくつか報じられている。2010年9月には、西郷隆盛のキャラクター「西郷どーん」の着物が死に装束とされる「左前」だと指摘が出て、JR九州が制作会社のミスとしてイラストを修正した。

「着物は、もっと自由にコーディネイトしていい」
 今回のイベントで、着物を左前にするなどしたイラストをポスターに使ったのは、一体なぜなのだろうか。

 銀座今昔きもの大市を手がけたイベントプランナーのデザイン・アベニュー(奈良県吉野町)は4月20日、代表がJ-CASTニュースの取材にこう説明した。

「伝統的な着物にこだわる方が納得いかないのは分かりますが、着物を着るきっかけとして、色んなものがあってもいいでしょう。ファッションに決まりごとはなく、着物は、もっと自由にコーディネイトしていいと思っています。ポスターはイメージであって、そこに深い意味はありません」

 イベントは、着物をもっと色んな人に広げようと、15年ほど前に始めたという。

「デパートなどの着物展示会と趣向を変えており、特に若い人に興味を持ってもらいたいと考えています。帯を締めずに西洋のコルセットを使ったり、着物の下側にフリルのドレスを着たりするのもはやっています。とっかかりは自由でよく、段々と伝統的な着物が好きに変わっていくこともあると思います」

 ポスターについては、このまま変更する予定がない考えを明らかにした。

 イラストは、Adobe Stockの画像かどうか分からないものの、フリー素材を使ったと認め、「画像的にAIではないかと思っています」と答えた。

 イベントでは、全国から14店が出品して、着物や帯を中心に数千点を展示販売するという。価格は、1000円から正絹、作家物なら20万円ぐらいまであるとした。3日間で、少なくとも1500~3000人は来場する見込みだとしている。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

(引用終わり)

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最終更新日  2023.04.21 22:11:54
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