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高齢社会の到来で「介護」はかなり身近な問題になってきました。あるいは、あなた自身、もしくは周囲に両親、親族の介護をしている方もいらっしゃることでしょう。「でも、ウチはまだ若いし、両親も健康だから介護のことは考えなくても・・・」
などと気長に構えている方も、介護はいずれ直面する問題。いまからぜひ考えておくべきです。 そこで今回は、介護が必要になったケースを想定した間取りに加え、いま現在も快適に日常生活をおくるための住まいの工夫をご紹介していきましょう。 寝室、トイレ、浴室、洗面脱衣室が並んでいる間取りがひとつのポイント まず考えていただきたいのが、部屋のレイアウトです。ポイントは玄関、寝室、トイレ、浴室、脱衣室、ダイニングが同じ階にあること。最初は別の階にあっても構いませんが、将来、身体が弱ったり、介護が必要になったときに同一階にできるような配慮があれば良いでしょう。 できれば寝室、トイレ、浴室、洗面脱衣室は隣り合わせになっていると理想的【図1】。というのは、介護が必要になった場合でも最小限のリフォームで対応できるからです。 なかでもトイレは、介助スペースが確保できるくらいの広さがあればベターでしょう。 もっとも、最初から広いトイレである必要はありません。若い間は、手洗いカウンターや収納として利用している部分をはずし、将来の介護スペースにあてれば大丈夫です。覚えておいてほしいのは、いまは別な用途でも、介護期に転用できればいいということ。例えば、若いうちは2階で寝て、そのうち1階の和室をちょっとリフォームして・・・という考え方ですね。 さて、【図1】のような間取りの場合、介護が必要になったときに間仕切りを抜くリフォームをすれば、これらを直結して使えます【図2】。 寝起きする部屋の近くにトイレ、浴室、洗面脱衣室があれば排泄、入浴がスムーズになることが想像できるはず。住宅内での長い距離の移動は、介護する側・される側双方にとって負担が大きいものです。 例えば、寝室の近くにトイレがあれば誰の手も借りずに1人で行けるのに、遠くにあるためにそれができず、やがて身体を動かすことが減って、結果的に健全な身体機能まで低下してしまう・・・そんな可能性もあります。 しかし、近くに配置すれば、場合によって自ら行動できるようになることも期待できます。 また、階段は高齢になっても2階へ移動しやすいように、あらかじめ緩やかな階段にする、手すりを付けて十分な明るさを確保しておく、あるいはエレベーターの導入を検討しても良いでしょう。 さらに、スロープやエレベータを用いるなど、玄関の段差を解消する配慮も大切。車椅子での利用がしやすくなるだけでなく、ベビーカーや台車による荷物運びにも役立ちます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.27 23:44:37
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