慶應医学部の入試問題の講評
慶應義塾大学医学部の入試問題を見ました。1番は水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムと二段滴定の問題。2番は鉄の単体や化合物の性質に関する問題。3番はグルコースの構造や反応熱,ATPに関する問題。3番は,昨年度のリン脂質に関する問題のように,生命と物質から出題されています。(習っていないと解けないという問題ではありませんが)医学部を目指すのですから,生命と物質は勉強しておきたいところです。2番の鉄に関する問題では,鉄の族番号や鉄原子の電子数が出ました。これは,覚えておかなければできない問題です。原子番号20番までは必須事項ですが,やはり理系ならば第4周期36番Krまでは覚えておかなければならないでしょう。鉄はちょうどいま高1,2が学習しているところです。いま勉強していることが実際に出題されているという実感をもたせるには良い問題です。今日の授業で話してみよう。