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カテゴリ:原発
汚染蒸気漏れの可能性も 外部に影響なし、福島第一
東京電力は27日、起動操作中に非常用の冷却系統が作動しなかったため手動停止させた福島第一原発5号機(福島県)で、異常時に、蒸気の流量を調整する弁付近から微量の放射性物質を含む蒸気が原子炉建屋内に漏れ出た可能性があると発表した。測定の結果、作業員や外部への放射能の影響はなかったとしている。 東電は同日、弁の分解点検などの原因調査で時間を要するとして原子力安全・保安院に報告した。 東電によると、5号機を23日に起動させ、非常時に原子炉に注水する「高圧注水系」の作動試験を実施。24日夜の1回目は異常がなかったが、25日午前0時50分ごろの2回目に警報が鳴った。ほぼ同時に、弁付近から蒸気が出ているのを作業員が発見。同注水系を停止すると蒸気は止まった。 警報は、この調整弁とは別の弁が開かなかったためと判明。高圧注水系とは別に自動停止した冷却系でも、蒸気量を調整する弁の駆動機構に不具合が見つかり、東電が関連を調べている。 (共同通信社) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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