hiryuの写真日刊紙

童謡に、「母さんが夜なべをして手袋編んでくれた」という歌があったが、今では手袋なんぞわざわざ編まなくても、１００均で売っているし、また、自分の子供のために夜なべをしてまで手袋を編もうなどという子供思いで情熱的な母親などは皆無なのではあるまいか。

私には、子供はいないから子供のために手袋を編むこともない。
そもそもその子供さえいない、というかまず結婚していないのだが。

そこで、自分のために、穴の開いた靴下を直している。
こんな話を人にすると、そんな靴下など捨てて新しい靴下を買えばいいのではないかと往々にして言われるのだが。

わずかばかりの穴が開いただけで、それを繕えばまだ十分履ける靴下を捨ててしまうのがもったいないという気持ちがどうしても先行してしまい捨てるに捨てられないのだ。

そこで、こうして１００円均一の店で買った補修用の布で、せっせと夜なべで靴下を直しているのである。
左側には見事に穴の開いた靴下。
そして、中央に白く見える四角いものが補修用の布である。
これを穴の部分にあて、あて布の上からアイロンをプレスするとあ～ら不思議、穴がふさがってしまうのだ。

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