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カテゴリ:政治
立つ鳥跡を濁さずとはいうものの、機密費を金庫からごっそり持ち去った自民党のやり方は、むしろ泥棒に追い銭と言うべきだろう。
機密費といえども所詮は国民の税金。 その使い道を明らかにするのは政治家としても最低限の「自己責任」ではあるまいか。 国民には何か事あるたびに「自己責任」を乱発し強制するが、税金の使い道さえ明らかに出来ない彼ら政治家の「自己責任」はいったいどこに行ったのだ。 自民党が持ち去った機密費を明らかにできないようなら、自民党の再生も再起動も金輪際ありえない。 また、民主党も、機密費の使途は明らかにすべきである。 そうでなければ、機密費泥棒の自民党となんら変わりはない。 にほんブログ村 小社会(高知新聞) 2009年11月22日07時54分 政権交代に伴い、平野官房長官がその金庫を見たとき、中はカラだったという。機密費こと内閣官房報償費をめぐる話は、まったく謎だらけだ。 毎年度12億円前後、どう使おうが自由で領収書を残す必要もない秘密の金。現金を入れる金庫は首相官邸5階、官房長官の部屋の裏手にあるらしい。不況のご時世に何とも豪勢な金庫である。 機密費の2004年度以降の月別支出額を、平野長官が公表した。すると河村前官房長官が9月1日、2億5千万円を国庫から引き出し、支出していたことが分かった。衆院選惨敗の直後、官邸を去ることが決まっている金庫番が、なぜいつもより多額の金を引き出し、その金はどこへ消えたのか。 謎はまだある。平野氏が「前政権のことだから」と言葉を濁せば、河村氏も「答える立場にない」と言う。機密費は鳩山政権発足後も支出されている。「お互い内密に」という、アウンの呼吸のようなものがあるのか。 過去に明るみに出た文書に手がかりのようなものがある。それによると、海外出張する政治家への餞別(せんべつ)や与党議員の背広代なども、機密費に含まれるらしい。鳩山内閣が言う「国益のための支出」が本当なら、ずいぶんみみっちい国益ではないか。 官房長官室の金庫に月別に入る金の出どころは、貴重な税金だ。そうであれば金庫のオーナーである国民に、金庫番の長官が使い道を秘密にする道理はまるでない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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