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カテゴリ:写真
その中の一つ妙寿寺の門をくぐって左にやや行ったところにある小さな屋根の下に収められている梵鐘は、なぜ、本来の定位置である鐘楼に吊るされてはいないのかという素朴な疑念を見る人に抱かせるが、ちょっと横に回りこんでみればその疑念は氷解する。 すなわち、あたかもその梵鐘がブリキ細工でもあるかのように大きく破損しているからである。 これは、説明書きによれば、関東大震災の折、隣接するガス会社から流れ出たコールタールなどによる猛火に包まれた為、かくも破損したとある。 正に関東大震災の恐ろしさを後世に伝える証人である。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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