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カテゴリ:写真
市民には「けいさん」の愛称で親しまれているここ敦賀市気比神宮の大鳥居は、日本三大木造大鳥居、すなわち、春日大社、厳島神社そして気比神宮、の一つであることもよく知られている。
その大鳥居の上に、辺りを睥睨するかのようにすっくと立つ、白鳥。 にほんブログ村 微動だにしないその姿は、宗教的な意味があり設置されたのかと思われた。 けいさんに参拝し、大鳥居を出て振り返ってみると、まだ大鳥居の上に立っている。 しかし、顔の位置が違う。 行きには左を向いていたものが、帰りには右を向いている。 どうやら宗教上の飾り物ではなく、鳥が大鳥居の上で一服しているだけのようであった。 敦賀市は、人口7万人に満たない小さな町ではあるけれど、一山超えれば京都という地政学上の要衝でもあるため、歴史的遺産は多い。 早すぎた武装蜂起といわれた水戸天狗党の終焉の地が來迎寺であり、ここで353名の天狗党の志士が斬首されている。 さらにさかのぼれば、金ヶ崎城は新田義貞と足利軍の古戦場でもあり、また織田信長と朝倉義景との死闘の場でもある。 今日においても、何度もブームとなり度々映画化もされた陰陽師、安倍清明はここ敦賀で天文学・地文学に対する研鑽を重ね、京都に上って行ったと言い伝えられている。 その修行の場所が清明神社として、今も市内に残っている。 清明神社での戦勝祈願のおかげで、全国集会こそ冷たい雨に降られたものの、本番のデモでは晴天に恵まれた。 まさに、霊験新たかである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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