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カテゴリ:政治
「高度医療が障害者を生き残らせている」
鹿児島県阿久根市の品性下劣な竹原信一市長(50)の差別意識丸出しのこの発言が、日本の政治家供の知的レベルの低さを如実に物語っている。 品性下劣でこのような意識しかもちえない竹原は市長としての職に留まるべきではない。 にほんブログ村 有明抄 (佐賀新聞) 12月5日付 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)にはこの本を読んでもらいたい。重度障害児を画家に育てた母親の愛の記録『絵はいのちの花』(中央出版)である ◆著者は岐阜県羽島市の鈴木八重子さん(78)。鈴木さんは1953年7月、長女陽子さんを出産。体重2500グラム。待望の赤ちゃんに若い夫婦は大喜び。親せきや周囲から「おお、ええ子じゃ。父ちゃんによう似とる」と言われた夫のかわいがりようはたとえようもなかったという◆しかし、生後3カ月になったころ、高熱が原因で脳性小児まひに。両手の機能を失うという宣告を受けた鈴木さんは「どこかに陽子の病気を治してくれる医者がいるはずだ」と、評判を聞けばどこへでも出かけた。ほとんど毎日のように病院通いを続けたという◆工務店勤めの夫の給料も、自分の手内職の手当もほとんどが病院代に。わらにもすがる思いで知人から紹介された病院にかけ込むと、一目見たとたん、医者は「これはだめだよ。まあ、お母さん、かわいがってあげることです」◆覚悟を決めた鈴木さんは陽子さんを厳しく、そして深い愛情で包み、苦難の末に絵という生きる証しを手にさせた。しゃべることもできない陽子さんは12歳のころから足の指にはさんだ絵筆で絵が描けるようになった。今は立派な画家として自立。2004年には国際ソロプチミスト日本財団の「女性向上賞」を受賞◆この世に生を受けた人間の尊厳とはかくも気高いというのに、竹原市長は自身のブログで「高度医療が障害者を生き残らせている」と発信したという。「以前は自然に淘汰(とうた)されていたのに…」などと信じがたい差別意識には言葉もない◆人間としてあるまじき感覚ではないか。猛省を促したい。(賢) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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