|
カテゴリ:広島・長崎
本日の注目記事
Share tube 1945年8月にアメリカ空軍は一発の爆弾でその大半が市民である約8万人の人間を殺戮した。また同時に多くの人間が負傷し放射能で汚染された。戦時国際法によれば、民間人に対するこのような甚大な攻撃は、いずれにせよ戦争犯罪である。 ナチスによるユダヤ人虐殺、そしてアメリカ帝国主義によるヒロシマ・ナガサキへの原爆投下は、先の大戦における人道に対する罪・重大な戦争犯罪の双璧である。 そしてニュルンベルグ軍事裁判により、ナチスによるユダヤ人虐殺は裁かれた。 その際、ソ連側検事は、アウシュヴィッツで「400万人」が虐殺されたと告発した。 また、アウシュヴィッツ収容所の所長ルドルフ・フェルディナント・ヘスも裁判で「250万人がガス室で殺され、そのほか50万人が飢えと病気で死亡した」と証言している。 しかし、その実態は、ヘスの裁判の際には最大でも150万人を超えないと認定されたのである。 アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所跡にある慰霊碑に刻まれた死亡者数は、ソ連崩壊後の1995年に「400万人」から「150万人」に改められた。世界遺産に登録したユネスコの2007年6月28日のリリースには「120万人」と記載されている。 つまり、ユダヤ人犠牲者数は、戦勝国裁判の正当性を確保するために故意に水増しされたのである。 にも拘らず、アメリカ帝国主義によるヒロシマ・ナガサキにおける日本人大虐殺は軍事裁判で裁かれることは無かった。 しかし、アメリカ軍の戦争指導部は彼らが行っていることは戦争犯罪そのものであるとはっきり自覚していたのだ。 例えば、東京下町大空襲で10万人の非武装の市民を虐殺したカーチス・ルメイは、 「もしわれわれが負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう。幸い、私は勝者の方に属していた。」 と戦後、自白している。 ヒバクシャがオバマに謝罪を求めない事を私は非難しようとは思わない。 しかし、その核兵器を無くそうとする崇高な精神はオバマには届くことはないであろう。 何故なら、核兵器こそアメリカ帝国主義の戦略の根幹であるからだ。 だからオバマは被爆地ヒロシマにまで核兵器の発射ボタンを後生大事に同道させたのである。 美辞麗句を星の数ほど散りばめた17分間の迷演説に謝罪の言葉はただの一言も無かった。 原爆投下はアメリカ帝国主義ではなく神の手によるものとして正当化されたのである。 オバマの被爆地ヒロシマ訪問は、謝罪ではなく原爆投下正当化の旅だったのである。 にほんブログ村 、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年05月31日 07時29分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[広島・長崎] カテゴリの最新記事
|