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琉球新報

今日沖縄は慰霊の日、私のかっての仲間たちも、今は政治観・人生観の相違から袂を別っているが、その慰霊の日に参加しているはずである。
元米海兵隊員で軍属のケネス・フランクリン・シンザトにより前途ある２０歳の女性が強かんされ殺された残忍な事件は、あらためて沖縄の戦後が未だ終わっていないことを私に実感させた。
米兵による事件事故が発生するその度に、米軍ならびに日本政府は「綱紀粛正・再発防止」を口にするが、その約束が守られた試は無い。
恐らく彼らの本音は、「お前たち日本人を守ってやっているのだから、米兵による事件事故は必要悪として受忍すべきだ」なのではなかろうか。
私は、米兵による事件事故がいっかな減ることのない大きな理由の一つはここにあると思っている。
米軍基地あるが故の事件事故はやはり米軍基地をなくすことでしか無くならないのだ！


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