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2016年07月18日
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カテゴリ:戦争
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リテラ

天皇の生前退位が今マスコミを賑わせているが、私にとって天皇制なるものは、ファシズムの残渣に過ぎず、唾棄すべき存在、平和と民主主義の対極にある存在でしかない。
象徴天皇制とは言え、いずれ白馬に乗って陸海空軍、全軍を指揮し日本軍国主義をけん引する立場に現天皇がなるというのは想定内の事実である。
しかし、国家権力の中枢に位置し、従って安倍ファシスト政権のあくなき野望にリアルタイムで触れている明仁天皇は、迫りくる軍靴の響きに彼なりの恐怖感を感じているはずである。

先の大戦の三大指導者としてのムッソリーニ・ヒトラー・ヒロヒトのうち、ムッソリーニは処刑され逆さ吊りにされた、ヒトラーは総統官邸地下壕でピストル自殺した。
残る一人ヒロヒトも、戦犯として処刑されても文句の言えない位置に居たが、米帝国主義の日本支配の手駒としての役割を果たすことを条件に延命された。
その間の事情を微細に知る立場にいた明仁天皇が、日本軍国主義に利用されることへの拒否権を「生前退位」として行使したというのも十分に納得のできる話ではある。

天皇の身を賭した抵抗「生前退位」が安倍ファシスト政権への最後の抵抗と揶揄される、それほど日本の平和と民主主義は危機的な状態にあるということだ。
それもこれも、改憲勢力に三分の二というフリーハンドを与えたことから派生している。
いかに強弁しようとも、残念ながら分水嶺はすでに越えてしまったのである。
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Last updated  2016年07月18日 09時28分58秒
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