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2016年07月20日
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カテゴリ:原発
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福島民報

東京電力は19日、福島第一原発の凍土遮水壁について、完全に凍結させることは難しいとの見解を明らかにした。同日、都内で開かれた原子力規制委員会の有識者会合で東電の担当者が示した。東電はこれまで、最終的に100%凍結させる「完全閉合」を目指すとしていた。方針転換とも取れる内容で、県や地元市町村が反発している。

膨大な電力を浪費するだけの荒唐無稽な「凍土遮水壁」はその阿保さ加減から当初から破綻が約束された放射能界における「アベノミクス」である。
要するに、福島原発からの放出される夥しい放射能を完全に止める知恵も力も、東電ならびに原子力行政には無い事を全世界に自白したのだ。
この一点からだけでも東電は解体しなければならないことがはっきりした。
この荒唐無稽な「凍土遮水壁」は人民の安心安全を確保するための放射能対策ではなく、東電という組織を守るためだけのアリバイ作りに過ぎないのだ。

先の日米戦争においても当初は勢いの良かった帝国陸海軍も、その圧倒的な戦力・総合的な技術力の差から次第に追い詰められ、本来は守るべき人民を、爆弾に跨らせ、あるいは魚雷に乗せ、荒唐無稽な特攻として死地に送り出すに至ったのも、日米戦が人民を守るために始められたのではなく、天皇制あるいは軍隊という体制を守るためだけに開始されたからである。

その結果として日本列島悉く焼け野が原となり、ヒロシマ・ナガサキを最新兵器原爆の実験地とする絶好の口実をアメリカ帝国主義に与えてしまったのである。

その愚かさが71年後、また繰り返されている。
東電という体制を守るためだけに、無知無能な東電に莫大な税金がつぎ込まれ、埒も無い「凍土遮水壁」なるアリバイ作りのその間にも、夥しい放射能は5年経った今も世界の環境を汚染し続けているのである。
 
埒も無い天皇制を護持するため、ヒロシマ・ナガサキは近代兵器「原爆」の実験の場となってしまった。
そして今、東電という組織を護持するため、東日本は低線量被曝の実験の場となってしまい世界は放射能で汚染され続けているのだ。

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Last updated  2016年07月21日 05時01分42秒
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