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テーマ:ニュース(100236)
カテゴリ:原発
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中日新聞 日本原子力研究開発機構は16日、「もんじゅ」で10日と13日に設備の操作を誤る人為的なミスがあったと発表した。発表済みの火災やミスを含め、6日からの1週間で4件のトラブルが相次いだ。 1件の重大事故の背景には29の軽微な事故があり、さらに、その背景には300の異常が存在する、この1:29:300の法則のことをハイリッヒの法則という。 この法則からすればトラブルの相次ぐ「もんじゅ」は、いずれ重大事故を起こすことは間違いあるまい。 それは、もんじゅ廃炉やむなしという国内・国際情勢により、機構内部のタガが完全に緩んでしまったこともあるだろうし、初臨界から20年が過ぎても、稼働したのはわずかに250日に過ぎず、豆電球ひとつさえ灯していないという、あまりにも低い技術レベルの所為もあるだろう。 なによりも、1967年に原子力開発利用長期計画で、「高速増殖炉を実用化する」と日本の原子力委員会が言ってからすでに半世紀経ち、その構想自体が陳腐化し時代遅れになっているということも大きいと思う。 構想からすでに半世紀、これからさらに半世紀やったところで、日本の2流の技術レベルから見ても夢の「高速増殖炉」が実現する可能性は限りなくゼロに近い。 維持するだけで、1日5500万円も使う壮大な金食い虫は、重大事故が発生する前に廃炉にすべきである! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年09月17日 06時47分14秒
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