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テーマ:ニュース(100226)
カテゴリ:人権
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朝日新聞デジタル 鹿児島県奄美市の奄美空港で今月5日、格安航空会社(LCC)バニラ・エア(本社・成田空港)の関西空港行きの便を利用した半身不随で車いすの男性が、車いすでの搭乗を拒否され、階段式のタラップを腕の力で自力で上らされる事態が発生し大きな話題を呼んでいる。 当該の男性に関してはクレーマーだとのバッシングが喧しいし、バニラ擁護の意見も随分と見受ける。 しかし、考えても欲しい。 そもそも移動の自由は憲法で保障されており、公共機関たる航空便はその安全で快適な移動を保障する義務があるはずだ。 障害があるから移動するなとの発言は、社会的弱者を差別しバッシングするだけではなく、憲法違反にもあたる許せない発言だ。 今でこそ車いすでバスに乗るのは当たり前になったが、40年前の1977年4月12日、川崎駅前で、バスの前に寝転がり、車いすの人も乗せてくれという抗議行動に出て、78台のバスが運行中止になるほどの激烈な「青い芝の会」の闘争がなければ現在はなかったのだ。 人権意識が希薄で草の根ファシズムが政治だけではなく社会全般に広く厚く充満する「ウツクチイニッポン」では、当該が声を挙げなければ何一つ解決しないし解決させようとはしない。 今回のバニラ・エアーの問題は障害者が航空機に搭乗するための状況を改善する大きなきっかけになることは間違いない。 本来なら、公共交通機関が自らその手続きを執行すべきではないか。 この間のバニラ・エアーの対応そして当該の男性へのいわれなきバッシングを見聞きすると、日本の夜明けは遠いとつくづく感じる! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年06月30日 06時50分43秒
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