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テーマ:ニュース(100230)
カテゴリ:人権
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西日本新聞 自力で歩行も食事も排せつもできない。日常会話も難しく一日中ほぼ寝たきり。介護保険で言うところの「要介護5」は、おおむねそんな状態である ▼そこに脳の病気で記憶や判断力を失っていく「認知症」が重なったら…。人の心には「絶望」という2文字が巣くうのではないか ▼そんな絶望ものみ込んで、捜査の不条理と闘ってきた宮田浩喜(こうき)さんにやっと「春」が来た。34年前の松橋(まつばせ)事件の再審で先月末、無罪判決が確定。熊本市の高齢者施設で弁護士から報告を受ける写真が本紙1面に載っていた。ぎゅっと口をすぼめ、虚空を見やる瞳に涙がにじむ。白くなった眉毛。目元の深いしわ。言葉は出ないが、85歳の胸中には万感の思いがあったことだろう。心からねぎらいたい 希薄な人権意識と警察・検察による強引な違法捜査がロシアと肩を並べる刑事事件の有罪率99.9%という世界に冠たる驚異の数字をたたき出している。これはもう神の領域というしかない。 つまり日本の司法制度は人間の領域ではなく神の領域だと彼らは言いたいのであろう。 神ならミスはしないが、彼らのミスは不可避である。 その結果として、日本ではかくも多くの冤罪が発生しているのである。 死刑で失われた命ももどってこないし、有罪となって牢獄にとらわれた人々の貴重な時間ももう戻ってこない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年04月06日 11時59分58秒
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