hiryuの写真日刊紙

相模原市の婦民会館で開催されている星野文昭・暁子　絵と詩　常設展に行ってきました。
星野文昭さんは、1971年の渋谷闘争の際、デモ隊指揮者として、ガス銃手死亡現場から物理的に離れた場所にいたにもかかわらず、実行犯としてでっち上げられ逮捕され1987年無期懲役が確定しました。
希薄な人権意識と強引な取り調べの結果として、日本ではいまだに多くの冤罪が無理やり作り出されており、星野さんの事件はその典型ともいうべきものです。
無実の罪で44年の長期にわたり獄中に拘束され、十分な治療を受けることができないまま亡くなった星野さんの死はまさに権力による虐殺というしかありません。
星野さんの死に責任のある徳島刑務所と東日本成人矯正医療センターに対する国家賠償請求訴訟そして44年間無実を訴えた星野さんの遺志を継いでの再審請求は日本に民主主義を取り戻す闘いでもあります。