『ティファニーで朝食を』
AKIさんお薦めのこの映画、やっと観る事ができました。ヘップバーンの子悪魔的なキャラがちっとも嫌味でなく、むしろ可憐でありながら、美しくってため息モノでした。彼女は、変人と呼ばれつつもその可愛さ故、いつも人々を振りまわし、自由奔放に生きてる。だけどほんとはちっとも自由なんかじゃなくって・・。彼女が名前を偽って、都会で暮らし、尋ねて来た歳の離れ過ぎた旦那に、そして同じアパートの彼氏に『わたしはわたし、誰の物でもない』と言う。彼女は同居してる猫にも名前をつけない。彼女(猫)は彼女で誰の物でもないから。それは、『自由に生きる為の数だけ名前がある』こんな風な言葉をハウル(ハウルの動く城)が言ってた事を何故か思い出した。その気持ちは、わたしには痛いほど分かる気がする。彼女は自由に拘りながら、それに縛られ、人を愛する事さえも臆病になっていた。だけど、本当の愛を失いたくないとタクシーを飛び降り、雨の中、愛する人を追いかけるラストシーンはほんと・・感動でした。昔の映画って趣があってステキ。ああ、言いたい事はこんなんじゃないのに支離滅裂・・。文才のない自分がもどかしい・・・。とほほ・・・。