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自然のリズムとともに ゆったりと・・・☆

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2010.07.03
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以前、スピリチュアルTVでも紹介させていただきました、

湘南サドベリースクールそのときの録画はこちら

とうとう見学に行くことができました!



そもそも、サドベリースクールのことを知ったのは、

ちょうど一昨年ぐらいだったかな。みつきが幼稚園に行くのをいやがり、

さてこれから、どうしたものか?と思っていた矢先のことでした。

ミクシィの仲間たちの日記から、サドベリースクールの存在を知り、

本場サドベリースクール創始者の著書「世界一素敵な学校」に出逢い、

いままでの一般的な幼稚園、学校のあり方とは違って

(もちろん素敵な活動されている幼稚園、学校もたくさんあると思いますが)

こどもの魂本来の輝きを大切にする、尊重する、その理念に、

なぜか思わず涙しながら、読んだのがきっかけでした。




その後、湘南サドベリースクール主催の「一般講座」に参加しました。

(ちょうど、日本と本場サドベリーの橋渡しをされている児島さん

講演も同時に行われる日に、運よく参加させていただきました☆)

児島さんの貴重なお話、そしてサドベリースクールの映像に、

やはり、涙がとまらなくて。



そうやって、話にはうかがって、本でも読んでいたサドベリーですが、

実際に、現場を見学させていただき、いちばん印象に残ったのは、

そのきらきらコミュニケーションのありかたきらきらでした。

(これは、そしてここからは、あくまで私が見て感じたこと、ですので、ご参考までに☆)



毎日行われるという、ミーティングでのやりとりと、

(なにより、ミーティングが見たくて、朝いちばんから参加させて頂きました☆)

日常のコミュニケーションのすごさ。



スタッフ(サドベリーでは先生と呼ばず、スタッフと呼びます。こどもたち

から要望あるとき以外は、スタッフのほうから一方的に教えることはありません)と

メンバー(こどもたち)が、ほんとうの意味で、対等に話をしていること。



話が、気持ちが、相手に伝わらなければ、言葉を変えて、

辛抱強く、相手に気持ちを伝え、

相手の意見も、辛抱強く、聞いている、ということ。

(辛抱強く、と感じたのは、あくまで、私自身の感じ方ですが)



違和感を感じたり、いやだとおもったこと、できないことは、

率直に相手に、伝えていること。

説明が必要ならていねいに説明して。とても冷静に。

だから、スタッフがメンバーのこどもたちに対して、

怒ったり、怒鳴ったり、というのはないのです。




たとえばですが、



みつきと、もうひとりのメンバーが、

きゃーきゃー言いながら、追いかけっこをしていました。

ふたりとも、とても楽しそうに遊んでいるうち、

それがだんだんエスカレートしていって、相手の子からみたら

追いかけてるみつきが、しつこく感じたのかな。

最初はその子も「やめて~♪」と言いながら楽しんでいましたが、

だんだん、本当に嫌になってきた様子。



そこでスタッフのひとりが、

「○くんは嫌がっていると思うから、やめたほうがいいんじゃないかなと思うよ」

というような感じで、伝えてくれました。

こういう伝え方を、きらきら「I(アイ)メッセージ」きらきらというそうですが、

要は、「あなたは ~~ だ」「~しなさい」などど、伝えるのではなくて、

「私は、こう思う」という言い方で、相手に伝えるのです。

それは一般的に、親や先生が注意する、のとはちがって、

とても信頼に満ちて、穏やかなメッセージに感じました。




すると、言われた みつきが、

「でも本当に嫌がっているのか、そうじゃないのか、

ぼくにはわからないんだよ」と答えました。

微妙なその差が、彼はほんとうによくわからない、という感じでした。




スタッフが、どうやって説明したらいいかちょっと思案したあとに、

「やめて~♪って、こんな風に言ってたら、ほんとうに嫌がってはいないと思う。

でも、やめて!!!やめて!!とこんな風に言っていたら、

本当にやめてほしいのだと思うよ」

と、ジェスチャーたっぷりに伝えていました。

すると、「そっか~ うん、それだったらなんとなくわかる」

というような感じで、みつきも、答えてきた気がします。



多くの 親子のやりとり、学校や幼稚園の現場だったら、

「○くんが嫌がっているから、やめなさい」で終わってしまうと思います。

それを、こうやって、ていねいにコミュニケーションを重ねてゆくやり方・・・

そういう投げかけをされたときって、こどもも尊重されている

というのが良くわかるのでしょうね。

こんな風に答えるんだなぁ~なんて思ったりしました。




あと、こんなこともありました。

メンバーのひとりが、いっしょに遊んでいたメンバーに対して、

戸口をさっと閉めて、「外に出るときは言ってね!!ぼくが開けるから。

勝手に出ないでね」というようなことを言ったとき。

それを聞いていたほかのメンバーたち、何人かが、

「外に出たければ、自由に出ていいんだよ~」と、

すっとフォローをしたんです。

自分に関わることじゃないのに、それもみんな、

それぞれ 思い思い、ゲームしている最中だったりするのに、

すっと自然にフォローの言葉が出ることがすごいな~と思ったりしました。

それも、相手を責めるでもなく、ただ単にこう思うよ、という言い方で。




相手を尊重する、ていねいなコミュニケーション。

結局この日は、終日、スクールに居させていただいて、

(みつきがすっかり気に入っちゃって)

そのコミュニケーションの場に、

どっぷりどっぷり触れさせていただきました。



頭でわかっていたつもりだったけど、

今までの人生で、そして、大人と子どもの関わりのなかで(自分自身もふくめ)、

こんなていねいなコミュニケーション、見たことなくて、

(瞬間的にはあっても、こんな終日、ずっと長く続くことなんて・・・)

頭のなかの脳みそが、ものすんごくびっくりしてる感覚でした。

かーーーっと熱くなりっぱなしで、家に帰っても、頭がほってっている感じでした。

コミュニケーションに関する脳みそが、

カルチャーショック受けてた、そんな感覚でした。

以前、「一般講座」でお話いろいろ聞いたあと、こどもに対して

「~しなさい」という命令口調はやめよう、と、それだけはやってみていたのですが、

(もちろん無理ない範囲ですこしずつ)現場を知るってこういうことかと、改めて驚きました。




百聞は一見にしかず、というけれど、

本当にその通りだなと思いました。

まだしばらく、頭のなか、落ち着くのにすこし時間かかりそうですが、

ものすごく貴重な体験をさせていただいたと思いました。



こういう、コミュニケーション、

日々のひとつひとつの積み重ね。

それってものすごく地道なこと。



でもこのひとつひとつが積み重なって、

ひとりひとりのなかに、お互い尊重している、されている、

その思いが、感覚が、積み重なっていったとき・・・

個人だけでなく、社会、そして世界へと、

ものすごく大きなうねりとなってゆくのだろうと。ひしひしと感じました。



スクール終了後、そのようなことを、遠いむこうを眺めながら

(子供達の将来、世界の将来、みていらしたのかな・・・・?)、

熱く語ってくださった、きむさとさんとのおしゃべりも、とても印象的でした。

終日みなさんとごいっしょさせてもらって、

スタッフはとても根気がいるお仕事だと思いました。

でもそのていねいな、ひとつひとつの積み重ねの先に、なにがあるか、

そこまで見すえた、スタッフみなさんのまなざしには、熱い意志が感じられました。

そしてその意志があるからこそ、日々こうやって続けていられるのだとも。

勝手ながら、そんなことを感じたりしました。


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星湘南サドベリースクール ファウンダー兼スタッフ きむらゆきさんの著書
「日本で、サドベリー ~教育もステキに選びたい~」


星本場サドベリースクール創始者 ダニエル グリーンバーグさん著書


世界一素敵な学校


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星日本のサドベリースクールについての本


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Last updated  2010.07.04 04:41:04
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