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カテゴリ:★楽しい子育て 自分育て★
今週のとある日、息子がひとりで公園にいったあと、
その日はなんとなく気になって、公園に様子を見にゆきました。 すると、子供の姿も、大人の姿も、ほとんどみえず・・・・ がらーーーんとした公園に、 うずくまる影がふたつ・・・・ 息子と、いつものおじちゃん、でした。 ふたりが、寒い中、公園の砂地にぺたりと座り込んで、 デュエマのカードゲームをしていました。 「こんにちは~♪いつもありがとうございます~」と 近づいてゆくと、おじちゃん、 「これは難しくて、わからんわ~~」・・・・・・・ どうやら息子が、おじちゃんにカードゲームを教えてあげて、 (というか、おじちゃんが一方的に教えこまれて(笑)) いっしょにゲームしてたみたいなのですが、 私でも、何回も聞いてようやく理解できてきたかな・・?! という感じのややこしいルール・・・・おじちゃんにも よく理解できなかったみたいで、ゲーム途中で、 おじちゃんが、「まいった!!降参」と言って、おしまいに。 おじちゃんは、農家のご出身だそうで、小さい頃から、 外で身体を動かすのが当たり前、だったそう。 「外で遊ぶのは大事なことや。小さい頃からこうやって、 外でからだ動かす習慣あるのは、ものすごく大事なんや・・・・ 小さい頃からの習慣は、大人になってからも、身についてるもんや。」 「おれは寒い中、外にいるのは慣れてるから。」 と言ってくれるおじちゃんですが、寒い中、地べたに座り込んで カードゲームをいっしょにやってくれる、 大人の方なんて、なかなかいません・・・・・ しみじみありがたいなと思いました。 このおじちゃんとは、出逢ってもう1年ぐらいになるのかな・・・・ 息子が幼稚園やめて、しばらくした頃、出逢いました。 ある日、ふと気づくと、 息子が、見知らぬおじちゃんと楽しそうにおしゃべりをしていて、 私が近づくと、おじちゃんも話づらいだろうと思って、 遠くから眺めていたら、 ずいぶん長い間、ふたりはおしゃべりをしていました。 どんなおしゃべりしてるのかな☆って、しばらくして近づいていったら、 「幼稚園なんて、別に行かなくたってぜんぜん構わへんよ!」と 突然、おじちゃんが言いました。 おそらく、初めて会った方が、ほとんど挨拶がわりに聞くように、 息子に「幼稚園?小学校?」とおじちゃんが聞いて、 それに対して、息子が「おれ、幼稚園やめたんだーー」 と説明していたのでしょう。 いつもそうなのですが、その初めて出逢ったときも、 ほろ酔い加減だった おじちゃんが、 急に真剣なまなざしで、 「幼稚園も、小学校も、行たって行かなくたって、かまわへん!」と もういちど、繰り返しました。 おじちゃんのお子さんたちは、もう今では、私と同じぐらいの年・・・ すっかり成人して、それぞれの人生歩まれているそうですが、 どうやら、幼稚園時代、おじちゃんの仕事場の関係で、 地域とはちょっとはなれた場所で、遊んでいたそう。 それで小学校にあがったら、知ってる友達がいないことが あってか(それが理由だと、おじちゃんは感じていたそうです)・・・ いじめにあっていたそうで、しばらく学校に行けなかったと おじちゃんが教えてくれました。 そのとき、たまたま、地域の習い事に通うようになったら、 習い事通じて友達ができて、年上にも同じ年にも仲間ができて、 その仲間が、学校にいっしょに連れていってくれるようになって、 いじめも自然となくなった、とか。 お子さんたちにそんなこともあってか、 地域のつながり、そして、地域の子供たちを見守る大人の目、 というのをとても大切だと、感じるようになったそうです。 「いま、あちこちで、壁に落書きが見られたり、 自転車が乗り捨てられたり、するやろ。そういうのは・・・」 と、おじちゃんが話してくれました。 そういう子どもたちは、ただ、発散の場がないだけ、 そういう場を、地域で創る(&守る)必要がある、 そして、そういう子どもたちを、 地域で見守る必要がある、ということを、 おじちゃんは語ってくれました。 私も常日頃、そんなことを感じていたので、 おじちゃんと、ずいぶんいろんな話に花が咲きました。 (続) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.27 00:48:18
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