自然のリズムとともに　ゆったりと・・・☆

今日は、パソコンやら、携帯やらの写真を、整理したりしていました。

そしたら、こんな写真が出てきて、思い出した、思い出した～

ちょこっと前・・･夏真っ盛りのころ、でしたが、

絵を描く～☆といって、絵の具を持っていった、息子ちゃん。

しばらくして、やたら静かなので、いったい、どうしたんだろう・・？

 と思ってたら・・・・

息子ちゃんが、突然、だだーーーっと、こちらの部屋に走ってきて、

ものすっごくうれしそうな顔で、手をにゅーーーっと見せてくれました。

そう。絵の具でなにやら静かにやってると思ったら、

手を、みどり色に塗ってた、んです☆

「みどりいろの手がうれしい～～～」

もうほんとうにうれしそうに、にっこ　にっこ♪　しながら、

みどり色の手を、愛しそうに、うっとり眺めています。

私に、みどり色の手をみせて、すっかり満足した息子ちゃん。

また、あちらの部屋に、たたーーーっと帰ってゆきました。

しばらくして、また、たたーーーっと、こちらに。

今度は、からだじゅうに、絵の具を塗って、

「わぁ～い　わぁ～い　おれ、みどり色になった～～～うれしい～～☆」

 「おれね、おっかぁのおなかの中にいるとき、みどり色だったんだよ♪

うまれたら、色がなくなっちゃったんだけどね～」

そんなことを、話してくれました。

（これ、ずいぶん前のことなので、いま息子ちゃんに、確認してみたら、

「いやいや、おれ、紫色だったよ～～」ですって（笑）。

なんでもいいんですけどね。イメージ広げてのおしゃべりって楽しいから♪）

なんどもなんども、みどり色のからだを眺めては、

うれしくて、うれしくて、飛びあがったり、跳ねたり、おどったり・・・☆

「もっともっと、色ぬりたいなぁ～　」と盛り上がる息子ちゃん。

ここで、はたと気づいた私。

絵の具でべったり、からだ中に塗るのって、

皮膚呼吸しずらくなるから、まずいんじゃないかな、って・・・

でも、大喜びの息子ちゃんに、水をさすのも、なんだし・・・

とはいえ、もっともっと塗りたい！という息子ちゃん。

やり出したら、どこまでやるか、彼の一途な行動力は、想像がつきません。

いちおうでも、皮膚呼吸のことを、説明しておいたほうがいいなと思って、

簡単に説明しました。　「あんまり絵の具をたくさん塗ると、

皮膚さんが、息が吸いにくくなっちゃうんだよ。

からだがつっぱったりしていない？大丈夫？

塗るのはいいけれど、あとで、落としておいたほうがいいよ☆」と。

わたしが伝えたとたん、急になにか思い出したように、

「いま、洗っちゃおう～～～！！！」と、ざぶーん、お風呂に入ってゆきました。

いや、今すぐ洗わなくても・・・と思いましたが、

もう、じゃーじゃー、シャワーの音が。

行動が、す、すばやい・・・・

自分で、ざざっと洗っていたけれど、そうそう簡単に

とれるもんでもありません。うっすら、みどり色が残ってました。

まぁ、何日かすれば、取れてくるだろう。

と、そのまま、放っておいたのですが・・・・

そのあと、しばらくして、夫が帰宅。

全身うっすらみどり色の息子ちゃんが、

「お帰りなさい～～～～！！」って、夫に抱きつこうとしたら、

夫が、「わぁーーー」びっくりするほどの、大きな叫び声！！

なにごとかと思ったら・・・・・

夫には、絵の具が乾いているかどうか、わからなかった、のだそうです。

だから、べったり自分の服に、絵の具がつくかと思っって、驚きの声をあげた、

ということでした。その日の夫の服は、たまたま、白だったのです。

その後、夫が息子ちゃんを、お風呂に連れていって・・・・

しばらく、お風呂から出てきませんでした。

なにしてるのかな～　遊んでいるのかな～　と思ったら、

しっかり、みどり色を、石鹸で落としていたみたい。

お風呂から出てきたときには、ほとんどみどり色がなくなってて、

またまた、びっくりでした。

「そんなに落とさなくても、自然に落ちるから、大丈夫でしょ～」と言うと、

「だって、布団についたら、大変でしょ。。。」と、夫。

案外、こまやかなところ、あるんだなぁ～と、驚いたりしました。

みどり色の手がうれしい～～って、息子ちゃんの

 とっても純粋な喜びに、ものすごく感動した私だったので、

きれいになった息子ちゃんのからだを見て、ちょっぴり寂しくも思いました。

でも本人は、色を塗るのも楽しければ、おっとうに、石鹸ごしごし

してもらって、色を落としてもらったのも、また楽しかったみたい・・・☆

みどり色が落ちても、その笑顔は変わらず、

にっこにこしながら、お布団へと戻ってきたのでした