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自然のリズムとともに ゆったりと・・・☆

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2013.08.16
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そして、たどりついた 六本木の駅!!



改札に着くと、そのあたりで ひとを待つことにしました。

ひとを待つといっても、誰を待っているわけでも

だれかと待ち合わせをしているわけでも、ありません。



ここにいれば、青ギョロさんが通るかもしれないし、

そうでなくとも、

ダンス関係の仲間が、誰かしら きっと通るだろう!!

そしたら、今日どこで ダンスイベントをやっているか、

聞いたらいいんだよね♪ 

それで そこに行ったら、青ギョロさんに会えるかも~!!

ただその 希望的観測だけで、その“ 誰か ”を待っていたのです。



六本木の改札口で、30~40分は待っていたかな・・・

その誰かが あらわれました!!!

それも、友だちの ○さん・・・・



ダンス仲間の○さん、私と青ギョロさんのことも、

よーーく知っている友だち です。

しかも、しっかり者で あねご肌の ○さん。



○さん、私を見かけるなり、「誰を待っているの?」と聞いてくれました。

「ううん、誰というのは、なくて・・・

 ダンス関係のひと、誰か来ないかな?って待っていたんです」

と私が答えると「誰かって・・・ いったいどういう意味・・・??」

○さん、とっても驚いた顔。



くわしく事情を話すと、○さん、

「この夜の六本木で? しかも 誰のあてもなく

ここで、ぼーーっと待ってるなんて・・・!!

もう 危ないんだから! 私といっしょに 行きましょう!!」って

私をその場から、連れ去ってくれました。



たしか○さん、その日は 大切な、彼氏さんとのデートの日だったような・・・

その待ち合わせまでの時間、いっしょにお茶をして過ごしました。

その後、彼氏さんもいっしょに、3人で ダンスイベントのやっている

お店へと移動。



でもそこには、青ギョロさんの姿はありませんでした。

ちょっとがっかりする私に、○さん、すかさず こんなことを言ってくれました。

「今日はたぶん、あちこちで ダンスイベントをやっているはず。

9~10時ごろになれば、もしかしたら、

ほかのお店でやっているダンスイベントが終わって、

青ギョロさんも このお店に流れてくるかもしれないよ!」って。



そして実際・・・・

9時ごろになると、がやがやとにぎやかに、

ほかのイベントから流れてきたらしい ひとたちが、

お店にどーーっと 入ってきたのです。



そして・・・・

その中には、青ギョロさんの姿も、ありました!ありました!!

帰りの電車まで、もうあまり時間のなかった私は、

即、青ギョロさんのところへ、猛ダッシューーーーー!!!!



挨拶をすると いつものように、

「どうも~♪」って 笑顔で挨拶してくれる、青ギョロさん。

さっそく1曲、いっしょに踊ってもらいました。



青ギョロさんとのダンスは、やっぱりいいわぁ~~☆☆

私のきもちが、いっきに舞い上がりました。



とはいっても、今日は、青ギョロさんとお話するのが、目的なのよね!!

そう思いだした私は、1曲踊りおわると、

「何かのみもの のみませんか~?」って

青ギョロさんを、ゆっくりすわってお話できる席に、お誘いしました。



青ギョロさんと、ゆっくり話せる、はじめての機会ーー!!

青ギョロさんを目の前にして、なんだかものすごく、

ドキドキしてきました。



そしてとうとう、青ギョロさんが 話をはじめて・・・・

そのとたん、あれ・・?

私のなかで、ちょっとした違和感が。



今までずーーっと、ダンスの練習をいっしょにしてきたけれど、

青ギョロさんの声って、そんなによく聞いたことがなかった。

いつも音楽にまぎれて、なーんとなくしか聞けてなかった・・・

その、なんとなくの感じでは、低くて落ち着いた声、だったように

感じていたのですが・・・

その日の青ギョロさんの声は、とっても甲高い声でした。



あれぇ・・・・? なんだかちがう・・・・

そう私が感じている間も、青ギョロさんは 話をしています。

しかも、機関銃のように、ものすごい勢いで話をしていて、

私が話すすきが、ないぐらい・・・・



青ギョロさんの話を聞きながら、なぜか私のテンションが

どんどん下がってゆきます・・・

それでも 青ギョロさんの 話の勢いはとまらず・・・



私は完全に、うわの空になってしまいました。

青ギョロさんの声が、どんどん遠のいてゆく・・・



機関銃のような 青ギョロさんの話が、

ようやくひとつ、区切りがついた瞬間があり・・・

私は そのタイミングを見逃さず、

帰りの電車の時間を理由に、席を立ちました。



青ギョロさんは、いつものように笑顔で挨拶してくれましたが、

あぁ・・・・もうだめだぁ・・・

私のこころに中には、完全にさめきった感覚だけが 残っていました。

あぁ・・・もう終わりだ・・・・

こういう感覚、実は 以前にも感じたことがあったのです。



その感覚がやってくると、もう何をしてもダメ。

いったん盛りさがったものは、何をしても戻らない・・・のです。



その日を境に、私の 六本木へのレッスン通いは、幕を閉じてしまいました。

もちろん、青ギョロさんと会うことも、なくなりました。




そして、その数か月後・・・・



青ギョロさんと、たまたまばったり、

ダンスイベントでお会いしたことがありました。



いつもと変わらず、青ギョロさん、

「どうも~♪」って挨拶をしてくれ、

いつものように、いっしょに1曲おどりました。



青ギョロさんとのダンスは やっぱり楽しいには楽しかったけれど、

以前のような 湧き立つような思いは

私の中に、もうみじんも 感じられませんでした。



ダンスがおわって、青ギョロさん、

「そういえば、最近 姿を見かけませんでしたね~」と言ってくれたのですが

「最近、仕事が忙しくなっちゃって・・・・」と

あたりさわりのない理由を 伝えた私・・・



その後も、青ギョロさんは、いつものように

知り合いを見かけては、いっしょにダンスしたり、

おしゃべりしたり・・・を 楽しんでいました。



私の中で、ひとり勝手に盛り上がって、勝手に盛りさがってしまった恋。



そんな私とは無関係に、

青ギョロさんが、以前と同じように 仲間たちと踊り、

以前と同じように 仲間たちと 楽しそうに話している・・・

なにも変わらぬその姿だけが、唯一の救いでした。



そして、週2回 1日3~4時間の 熱烈なレッスン&練習を

数か月重ねて・・・・かなり、ダンスが上達したのだもの、

それで、めでたし めでたし よね(笑)♡

ばら4


(終わり)

 



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Last updated  2013.08.17 00:06:16
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