「氷点(上)」 三浦綾子 角川文庫
「氷点(上)」を読み終わりました。登場人物の心理描写が多くて、非常に読みやすい本です。今週は、昼ごはんをみんなと食べられない日が続いたため、ポケットに偲ばせていたこの本が役に立ちました。先日放送された、テレビ朝日のドラマ「氷点」のキャストを思い浮かべながら読むと、すんなり入ってきました。その後、どんどん読みすすめているうちに、なんとなく、自分の頭の中に別のキャラクターが出来上がっていくのを感じながら。石原さとみ 2007年カレンダーラストは、洞爺丸の遭難事故に、啓造が巻き込まれ、なんとか生存するところで、終わります。※ 洞爺丸は、1954年9月26日、台風15号(マリー)の暴風のため転覆。死者・行方不明者あわせて1139人を出しました。台風15号は洞爺丸台風と命名されているそうです。「真実」を知り、陽子をいじめる夏枝の台詞の中に、嫌っているはずの陽子に対するさり気ない愛情を感じて、ちょっと安心しました。続いて、「氷点(下)」をこれから読むことにします。★2007年カレンダー★ベストセラー★人気blogランキングへ