ニュースウォッチ9「安室奈美恵さん インタビュー全文 文字起こし」namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜
NEWS WATCH 9(NHK総合)2018年6月4日放送分。インタビュアーは、桑子真帆アナウンサー。<video type="youtube" code="a-13tnPmjas" />「引退 そして25年の思い」「安室奈美恵さん 最後のツアーを終えて」「安室奈美恵さん ラストツアー”幸せな時間”」Q)あらためまして。よろしくお願いします。A)よろしくお願いします。Q)今回のファイナルツアーにかける、何か特別な思いってあったんですか?A)自分のなかでは、きちんと、さよならが言える場所を設けてもらえたってことに、すごく幸せを感じているので。それに対しての感謝の気持ちでいっぱいなので。今はとにかくすごく幸せな時間をすごさせていただいてます。「国内海外合わせて23公演」「ファン投票で選ばれた曲に新曲を加えた 全30曲3時間」Q)とにかく圧倒されて。かわいいし。かっこいいし。クールだし。きれいだし。A)いやいや。Q)本当に、安室さんのいろんな表情だったり、姿が、ぎゅっと凝縮されていて、あっという間だったんですけど。あのパワーというか、どこからきているのかな、と。本当に、純粋におうかがいしたくて。「30曲歌っても40曲歌っても楽しい」A)あ、はい。なんでしょうね。好きなことだったりするので。たぶん、30曲歌っても、40曲歌っても、きっと50曲歌っても、楽しい。で、その中で、自分のなかでのテンションをいいバランスを保てるように、曲順を並べたりとかもしているので。こう楽しかったりするので、あっという間です。Q)ちなみに、40曲、50曲、踊ろうと思ったら、できますか?A)(間髪いれずに)できると思います(キッパリ)。Q)ほんとですか?A)はい。たぶん。うまく、自分のできる範囲での組み合わせと、流れとがあれば、たぶん、どこまででも、いけるはずです。「どこまででもいける」「Chase the Chance(紅白)」売上100万枚を超えるヒット連発。一躍、日本の音楽界の頂点にのぼりつめました。「CAN YOU CELEBRATE? (1987年紅白)」しかし、20歳の時、人気の絶頂で、1年間の休業宣言。結婚。妊娠。そして、出産のため、1年間の休業します。この「歌わない1年」が、25年間の歌手活動の大きなターニングポイントになったといいます。「安室奈美恵さん ターニングポイントは・・・」「焦りや不安 調節できる自分になれた」「不安も焦りもあったけど大切な1年間」Q)人気絶頂の時に、自分が、今、一線から身を退ける、というときに、不安もあるじゃないですか?また戻ってこられるだろうか、とか。何を大事にして、決断をしてこられたんですか?A)そのときは、1年休業させていただきます、って、もう、何の迷いもなく。そう言って、そのあとにしばらく、本当にまるまる1年、お休みさせていただいたときに、急に不安になったりとか。やっぱり、焦りが出てきてしまったりとか。という時期があって。でも、あの1年がなかったら、そういう焦りだったり、不安だったりっていうのを、自分であのとき、感じて、調節できる自分になれたのが、その1年間だったので。その1年間がなかったら、その先に、不安や焦りが出たときに、自分のことを信じてあげることができなかったりとか、ブレーキかけてあげることができなかったりした、と思うので。あの1年間、休んだ時は、不安も焦りもありましたけど、あの時期だったからこそ、今の考え方も、やはり、あったりするので。すごく、大切な一年間をすごさせていただいたな、と思ってます。「とことん自分と向き合った瞬間」「ひとつ成長した1年」Q)とことん、やっぱり、自分と向き合った、と?A)向き合いました。初めて、向き合いました。あの一年で。嫌っていうほど。でも、1年間休ませてくださいって言ったのは自分だったので、復帰するわけにもいかず。焦りと、焦っている自分と向き合って、またさらに焦って。でも初めて、とことん自分と向き合った瞬間だったので。すごく何だろう。ひとつ成長したような、あの1年だったような。そんな1年でした。「安室奈美恵さん 歌手として 母として」Q)子供さんがいて、というのは、結構、大きいですか?A)大きいですね。やっぱり、何するにも、息子がいての考え方だったので。なので、できるだけ歌詞とかも、ほんとに注意して。変な言葉がないか、とか。それはいろいろ注意しながら、してはいたんですけど。Q)え?どういう注意なんですか?A)あの。英語で、なんか、こうスラングがあったりとかはよくない、とか。Q)やっぱり、教育上、よくないとか?A)そうです。あ、はい。やはり、そういうことは考えながら。私が何かしてしまうと、彼(息子)が後ろ指さされてしまうと思いながら、きちんと。いつか、ママの息子でよかったって、言われるには、どういう仕事の姿勢でいればいいのか、とか。なんかこう、そういうことも考えつつ。なんかこう、やってきたな、って感じはします。「”ママの息子でよかった”」その後、安室さんは、テレビ出演を減らし、コンサートに活動を集中。ステージでしか見ることができない圧倒的な歌唱力とダンスは、様々な世代のファンをひきつけました。 「安室奈美恵さん たどり着いた”答え”」「自分に合っているものは何か」「引き算していった結果 コンサートだけ」A)自分に合っているものは何か。ほんとに必要なもの。自分が定めたゴールに対して、必要なものは何か、必要でないものは何かで、引き算していった結果、コンサートだけって感じに。わりと究極の感じでしたね。で、この25年間も、歌いながら踊るってことは、シンプルに変わってないので、私自身も変わっていないし。私が作っているステージは、とにかく、何の説明もいらず。ただただ楽しかったね、っていうものを、私は作りたかったので。Q)シンプルさって、歌手としての安室奈美恵さん、のシンプルさはわかったんですけど。人間としての生き方としてはどうなんですか?A)すごく面倒くさい人間なので。そこは、そこをほんとはシンプルにしたい。いろいろなことを考えてしまうので。よく考えないっていうのも、ひとつなんだよって、よく言われるんですけど。考えてしまうんですよね。いろんなことを。やっぱり、寝てても、起きてても。Q)えー。寝ててもですか?A)とにかく、考えちゃうから。そのー。シンプルに生きていきたいっていうのが、わりと理想だったりするので。25年間かけてはじき出した答えが、シンプルでいたい、シンプルに考えて、シンプルに楽しみたい。「寝てても起きてても考えちゃう」「25年間かけて出した答え」「”シンプルでいたい”」そして、今回の引退について。「安室奈美恵さん 引退 そして未来へ」「引退について」「大切な時間だけど通過点」「ゴールに行けば なにか違うものが現れる」Q)ダンスもキレっキレだし、歌も完璧だし、まだまだできるじゃんて、ほんとに心から思ったんです。生涯現役っていうことは、ありえなかったですか?A)なんか、生涯現役は、自分じゃないのかなっていう、イメージでしたね。Q)えー。A)って感じがします。Q)揺らぐことって、なかったですか?A)ないですね。すごく情熱を25年間注いできたものなので。ものすごく大切な時間だったし、思うこともたくさんありますけど、人生の中で考えたとするならば、通過点ですね。Q)ピリオドを打つような感じではなかったんですか?A)ピリオドを打つイメージではあります。そうですね。25年にはピリオドを打ちますけど、それも冒険だったし、ピリオドを打ったその先もまた、冒険で。わりと私の中では、ピリオドは打ちますけど、止まっている感じはないですね。Q)その先に、どんな世界が待っているか、っていうのは?A)あえて、考えないです。今はとにかく、9月16日というのが、今のゴール地点なので。そこ目がけて、何ができるかっていうのを、精一杯、考えてやっていくっていう。たぶん、ゴールにいって、何か違うものが、ポーンって、もしかしたら、目の前に現れるんじゃないのかな、とか。いろいろ、そういう期待と、わくわく感は、ありますけど(笑顔)。(以上、終わり)非常に勉強になった、濃厚なインタビューでした。どうりで、感動的なライブだったわけです。私も、微力ながら、頑張ろうと思いました!【セット組】【楽天ブックス限定先着特典 & オリジナル配送BOX】namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜(コンパクトミラー5種 & 全巻収納BOX付き)【Blu-ray】 [ 安室奈美恵 ]価格:41799円(税込、送料無料) (2018/6/6時点)