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野良猫たちへの祈り

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こんにちはヾ ^_^♪

4月4日の北海道せたな町における山菜採りの遭遇事故の翌日5日に同じ道南地方の七飯町字大沼町でヒグマが射殺されました。

早速担当者に経緯を聞いたところ以下のような回答がきました。

--------------------------------------------------------------------------------

1.4月5日(土)のヒグマ捕獲について

 10:40 ヒグマ目撃の110番通報あり。

 11:00 函館中央警察署より役場へ連絡あり。

 11:10 役場職員現地着。既に通報者と警察官が現地待機。

同時刻   周遊道路から50m先の林地内にいるヒグマを目視。

       人の姿を見ても逃げないことから、危険と判断し、役場職員からハンターへ出動依頼。

       応援警察官数名到着。現地安全確保を図り、散策者へ注意喚起体制。

11:40 ハンター到着後、発砲。

      命中したものの、林地奥へ逃げ、12時捕獲。



以上が通報から捕獲までの経緯です。


出没情報の周知について

・通報から現地着後、半径200m以内に民家もなく、職員・警官が目視した状態にあり、1時間後には捕獲し安全が確保されたことから、今回は住民に周知しておりません。



捕獲した事由について

・今回の出没場所は観光客などの不特定多数の散策者などが通る道路の50m付近に出没し、人の姿を見ても逃げないヒグマであったことから、捕獲しなければ、今後人身被害が起こる可能性の高い有害鳥獣と判断し、やむを得ず町の依頼でハンターに捕獲してもらいました。



広報経過について

・通報から1時間後に捕獲し、危険性が無くなったことから、報道機関へ捕獲情報を提供しました。



出没場所

・大沼国際セミナーハウスと宿辺川の中間。



最終捕獲場所

・大沼国際セミナーハウス北西300mの林内。

--------------------------------------------------------------------------------

以上です。

北海道にはヒグマ保護管理計画というものがありますが、今回の対応はこの管理計画を無視した対応だったので、早速メールしました。

以下の通りです。

--------------------------------------------------------------------------------

捕獲した事由ですが、

「人の姿を見ても逃げないヒグマであったことから、捕獲しなければ、今後人身被害が起こる可能性の高い有害鳥獣と判断し、やむを得ず町の依頼でハンターに捕獲してもらいました。」

とありますが、北海道ヒグマ保護管理計画の「有害性の段階」では、市街地での場合、段階1では「 経過観察。出没が継続し、地域の生活に支障のある場合は捕獲。」となっていますね。

今回の場合

11:10 役場職員現地着。

11:40 ハンター到着後、発砲。



となっていますので、今回の対応は段階1の「経過観察、出没が継続し」に反していますよね。


今回の対応は北海道ヒグマ保護管理計画に反する行為だと思うのですが、いかがでしょうか?

--------------------------------------------------------------------------------


早速七飯町環境生活課自然環境係から返事が来ました。

それにしてもこの方はすぐに返事をくれるのでとても好感が持てます。

翌日には返事をくれますからね。(^_^)ノ

兵庫県や北海道せたな町とはえらい違いです。

せたな町なんて完全無視ですからね。(`・ω・´)


七飯町環境生活課自然環境係からの返事

--------------------------------------------------------------------------------

今回の捕獲につきましては、北海道ヒグマ保護管理計画の【出没した個体の段階判断】で、

「人間を見ても逃げない」の段階1に該当し、【判断した段階に応じた対応方針】に基づき、

3.(人身被害防止の措置)の対応をとったにも関わらず、観光客等不特定多数の危険が継続したため、

5.(出没が継続し、地域の生活に支障のある場合には捕獲)に沿って捕獲したものです。

--------------------------------------------------------------------------------


この回答では不十分だったので、こちらもすぐにメールを出しました。

--------------------------------------------------------------------------------

お忙しいところ早々にご返事していただき、誠にありがとうございます。

ただいくつか問題点がありましたので、指摘させていただきます。

「人間を見ても逃げない」の段階1に該当し、【判断した段階に応じた対応方針】に基づき、

3.(人身被害防止の措置)の対応をとったにも関わらず、観光客等不特定多数の危険が継続したため、

5.(出没が継続し、地域の生活に支障のある場合には捕獲)に沿って捕獲したものです。

段階1を取られたことは、正しい判断だと思います。
ただその対応が適切ではなかったのではないでしょうか。

管理計画では経過観察の後必要に応じ人身被害防止 措置及び追い払の実施、となっています。
ハンターが到着後発砲、となっていましたので、経過観察はなされず、追い払いもされていませんね。
そして捕獲は出没が継続し、地域の生活 に支障のあった場合ですよね。
でもこのクマは度々出没していたわけではなく、初めてこの現場に現れたクマですよね。
なので今回の場合段階1を取られたのでしたら、すぐに射殺するのではなく、しばらくクマの行動を観察すべきだったのではないでしょうか。
冷静な判断をしていれば林地奥へ行く可能性は十分予測できたと思います。

ハンターが到着後発砲では段階2か3ですよね。
ということは現場の役場職員は管理計画を読んでいないか、十分把握していなかったということでしょうか?

--------------------------------------------------------------------------------

今回もまたすぐに返事が来ました。
以下の通りです。

--------------------------------------------------------------------------------

御質問について回答いたします。

1 「経過観察はされず」について、
 午前11:10に警察官及び役場職員が現地到着後、直ぐに経過観察を始めました。
 その後、応援警察官数名が到着し応援警察官数名が到着し、現地の安全確保を図ったり通行者への
 注意喚起を行ったりしていました。
 午前11:40にハンターが現地到着し、警察、役場、ハンターの3者で協議を行い、それまでの「経過観察の結果」、
 当該ヒグマに動きが見られなかったため、捕獲に至りました。
 また、観光客を追い回している場合は段階3(問題個体の確実な捕獲)となりますが、その状況が無かったため、
 段階1の対応項目に基づき捕獲しました。

2 「追い払いの実施」について
 今回の出没地域は人の生活圏内で、普段ヒグマが住んでいる山の奥ではないため、人を恐れないヒグマを追い払う
 ことにより、付近住民を危険にさらす恐れがあるため、追い払いは行っておりません。

3 解体した後のクマの肉・内臓等は、必要な部位は北海道環境科学研究センターに送り、それ以外については一般廃棄物
 として適切に処理しております。

また、捕獲許可権者にあたる北海道渡島総合振興局環境生活課にも確認をし、適切な対応だったことを確認しております。

--------------------------------------------------------------------------------

以上です。

すぐに返事をくれるのはありがたいことですが、相変わらず自分たちの過ちを認めず、後付け弁明ばかりされるので、こちらもすぐにまた以下のようなメールを送りました。

--------------------------------------------------------------------------------

お忙しいところ早々にご返事していただき、誠にありがとうございます。

ヒグマ保護管理計画によりますと、

市街地での段階1の対応は
経過観察。 必要に応じ人身被害防止措置及び追い払いの実施。 出没が継続し、地域の生活 に支障のある場合は捕獲。

森林地帯での段階1の対応は
住民周知、入林禁止、追払い、被害防措置

です。

つまり捕獲が許可されるのは市街地での出没が継続した場合のみです。

だとすれば「ヒグマに動きが見られなかったため、捕獲」というのは市街地、森林地帯いずれの段階1の対応にも当てはまりませんよね。

「段階1の対応項目に基づき捕獲しました」と言われるのでしたら、市街地でなおかつ出没が継続していなければなりません。

追い払いを行わなかった理由につきましても、山奥云々のことを言われていますが、保護管理計画では市街地・森林地帯いずれの場合でも追い払いをすべき、と書かれていますよね。

ましてやここは市街地ではありません。
森林地帯です。
空砲などによる追い払いが十分できる状況下にありますし、静観していれば林地奥へ行く可能性は十分予測できたと思います。

にも関わらず経過観察後、空砲などによる追い払いもなされず、出没も継続していないクマを射殺したのは明らかに段階1の対応ではありません。

>警察、役場、ハンターの3者で協議を行い、それまでの「経過観察の結果」、 当該ヒグマに動きが見られなかったため、捕獲に至りました。

今回ヒグマ保護管理計画に則った対応がなされなかった要因はここにあると思います。
当然ながらハンターは捕獲など念頭にないですよね。
ハンターに相談すれば即射殺に決まっています。
保護管理計画などないがしろにされるのは目に見えています。
というか役場の職員は警官やハンターに段階1について説明などしなかったことが予想されます。
そもそもこの職員がヒグマ保護管理計画を把握していたのかも甚だ疑問です。

そこでお伺いしたいのですが、この役場の職員というのはどういう人なのでしょうか?
七飯町環境生活課自然環境係の人なのですか?

それともう一つお伺いしたいのですが、捕獲の体制は整っているのでしょうか?
箱わなや麻酔銃による捕獲について教えていただけないでしょうか?

それにしても今回のこの対応を捕獲許可権者である北海道渡島総合振興局環境生活課が「適切な対応だった」と言われるのは納得しかねます。

なので北海道渡島総合振興局環境生活課にも確認しようと思います。

ちなみに射殺許可はいつ受けられたのでしょうか?
それとも駆除権限は地元の市町村が握っていて、射殺の判断は地元に委ねられているのでしょうか?

お忙しいところいろいろお聞きして申し訳ありませんが、ご返事のほどよろしくお願いします。

--------------------------------------------------------------------------------

このメールは先ほど送ったばかりなので、まだ返事は来ません。
たぶん返事は明日来ると思いますが、私も疲れているので、七飯町環境生活課自然環境係さんとのやりとりはまだ後日伝えようと思います。
なにとぞご了承ください。( ̄^ ̄)ゞ


今後二度とこのような何の罪もないクマが殺されないよう、意見を送っていただけたらありがたいです。

七飯町環境生活課自然環境係
n_miura@town.nanae.hokkaido.jp





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Last updated  2014/04/30 11:37:25 PM
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