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ただ、単にネタがなかったんで。
―――<俺にしか見えない天使>――― 盲目なのに、剣士なんてやってる馬鹿がいるか!! やめてしまえ! お前は足手まといなんだよ! そんな声が、頭をよぎる。 そう、俺には光が無い。 盲目だから。 だけど、盲目でも、見える者は見えてしまう。 そう、盲目になったその日から見え、触れられる存在。 天使。 戦場で、瀕死になっていたときに出会った天使だ。 『貴方は……?』 『私は、恵。…天使よ。』 『天使…?』 俺は、あのときの傷を、彼女の胸の中で癒した。 彼女は俺の目の変わりをしてくれた。 「清麿くんは、大変ね。」 「どうして?」 「だって、まだ14歳なのに、戦場に出るなんて…。」 「…俺が望んだことだから。…戦場に出る前はちゃんと光が見えていた。」 戦場に出て、だんだん目が悪くなったのだ。 でも、目が見えていたら、恵さんは見えていたのだろうか? もしかして、盲目でなければ彼女は見えないのではないか? 「でも、私は…戦場に出る前の清麿君をずっと見守っていたの。」 そんな信じられない言葉がかけられた。 俺は固まった。 そして彼女を見た。 「私は、小さい頃から、清麿君と共に居た。…ずっと一緒だったの。やっと、姿をあらわすことができた。」 「恵さん。」 「だから、目が見えていたとしても、私は清麿君の前に現れることはできた。だから、これから回復していこう?私の力を借りることなく、世界を見よう?一緒に…。」 「…うん。」 あの日から、俺と恵さんはとても近い距離にいた。 だんだん見えるようにもなった。 あの日の出来事が無ければ、俺達は出会わなかっただろう。 戦場にでてよかったっておもう。 ―――END――― なんとなく、絵を書いてて思いついたネタなんです。 天使メグと、剣士清。 言いシュチエーションだとおもいません!?《ぁ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.05 21:46:46
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