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カテゴリ:好きな映画・・ヒューマン系
以前紹介した映画バベル / メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬
に引き続き、同脚本家の作品「21グラム」を鑑賞。 監督は、「バベル」「アモーレ・ペロス」の アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。 「21グラム」 一つの事故をきっかけに、絡み合い、もつれあう 人間のドラマ。 感想↓ネタバレないと思う 過去、現在と時間が交差する手法は、バベル、 メルキアデスなどとも共通しているが、 この作品の交差の仕方は、やや複雑。 途中まで見れば、判ってくるが、映画が始まってから しばらくは、登場人物を覚えきっていない状態なので 時間のずれについていくのに、神経を使う。 しかし、この描き方だと、その時々の主人公たちの 心の状態を比較することが出来る。更にその後 襲ってくる悲しみ、怒りなどが、過去、現在を 何度も交差させることによって、倍以上になって 訴えかけてくる。 私達の人生は、常になんらかの危険と隣あわせ なのかもしれない・・と感じてしまう。 ショーン・ペン、デルトロ、ナオミ・ワッツ、皆 素晴らしかったが、年齢を重ねて 角張った感じのとれた、 ショーン・ペンの演技にぐいぐいと引き込まれた。 「バベル」「メルキアデス~」に比べると、 この作品が、飛びぬけてキツイ。 ナオミワッツ演じるクリスティーナの出口のない 苦しみに感情移入しすぎてしまったせいかもしれない。 それなりに、見るのに覚悟のいる作品。 良い作品だが、救いが欲しければ、 「メルキアデス・エストラーダ」の方がお勧め。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.27 00:57:00
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