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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:好きな映画・・男優系
先日の父親たちの星条旗に続き、
イーストウッド監督による硫黄島プロジェクト第2弾 硫黄島からの手紙を鑑賞しました。 思ったほど戦いの場面は激しくはなく、イーストウッド監督は 2作通して、兵士達の内面を描きたかったのだなと ふたつの硫黄島にまつわる映画を観て思いました。 日本軍役2万名、米軍役6万名が激突した硫黄島の戦い、 米軍戦史によると、日本軍の戦没者が19000名弱、捕虜1125名。 父親たちの星条旗では、旗に翻弄された 兵士たちの戦後に焦点をあてて描いていますが、 こちらは硫黄島での日々を主に描いています。 彼らがどんな風に散っていったのか・・ 日本人である以上、知っておかなければいけない 史実でもある。映画を観てそう思いました。 一週間で完全占領するはずだった、アメリカ側の 思惑に反し、何ヶ月にも続く戦いにまで 持ち越した逸材、栗林忠信中将。 戦前のロスアンジェルスオリンピックの 馬術で優勝した西竹中尉。 戦争に来る前は、パン屋を営んでいた青年。 憲兵だったのに、なかば左遷されたように やってきた兵士。 狂気をも感じさせる伊藤少尉。 彼らがどんな風な思いで戦って、散っていったか・・ 映画の中で上官が突撃前に部下に向かって叫ぶ、 「あの場所で会おう! 会えなかったら、来世で会おう!」 願わくば、彼らの来世が幸せなものであって欲しい・・ 心からそう思えました。 これは、良い作品です。ストーリー性は「父親たちの星条旗」 の方がありますが、硫黄島で散っていった日本人達を 知ることが出来て、観て良かったと思える作品でした。 役者達はさすがに、渡辺謙は安心感があります。 伊原剛がいい味だしてました。 でも、なんといっても、中村獅堂のカリスマ性のある 演技が印象的でした。タイプは違えど、父親たちの星条旗 でのバリーペッパー並みの上手さでした。 二宮君、まあまあです。 2作とも観ることをお勧めします。その方がそれぞれの 良さを確認できると思います。 順番は・・お好みでいいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.06.07 18:33:36
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