|
テーマ:TVで観た映画(3919)
カテゴリ:好きな映画・・ヒューマン系
偶然にも、続けざまに”どんより”な映画を見てしまった・・
1本はGyaoで、1本はBSで。 「猟人日記」 2003年 イギリス、フランス 監督 デヴィッド・マッケンジー 出演 ユアン・マクレガー、ティルダ・スウィントン他 あらすじ ↓ 1950年代の伝説のビート作家、アレグザンダー・トロッキの 自伝的処女小説の映画化。 1940年代後半のイギリス。貨物船の作業員として働いている ジョーは、ある日女性の水死体を発見し、 船長のレズリーと共に死体を引き上げるが・・・・ 感想 ↓ 原題は「Young Adam」 どこから来た原題なのか? ユアンが演じた主人公の名は、ジョー・テイラー その他の役名でも、アダムという名は登場して いないと思うので・・これは、もしかしたら エデンを追われたアダムあたりから来ているのか? 知っている人がいたら教えて欲しい。 邦題は、原題が判りにくいということも あるのか、ないのか?で 映画の内容を ずいぶんと無視したようなつけ方・・・「猟人日記」 あんまりじゃ~ない・・って感じ。 18禁映画なので、結構赤裸々なシーンあり。 ユアンは、絶えず脱いでいるような感じも・・・ しかし、ユアンの無機質っぽい魅力で、 それほど卑猥な感覚はなく、むしろ 淡々と女性と関係を持つ姿は、虚しくうつる。 何か大きなものが欠けている主人公を ユアンが見事に演じていた。 お話のほうは、好き嫌いが別れそう。 個人的には、それほど悪くないし、ユアンの 演技力で最後まで引っ張っていかれる感覚。 でも、どんよりとした後味が残るので、ご注意。 2本目はこちら↓ 「ミステック・リバー」 2003年 アメリカ 監督 クリント・イーストウッド 出演 ショーン・ペン、ティム・ロビンス ケヴィン・ベーコン 他 あらすじ ↓ 少年時代のある出来事がきっかけになり、成長し、 大人になった今もなお、問題を引きずり、悲劇に 巻き込まれていく3人の男たちを描いたドラマ。 感想 ↓ 昼間にどんよりユアン、夜にどんより感倍増のクリント作 今日は、もう何も出来そうにもないほど沈んだ感じ。 奇しくも2作とも、河の意味することが多い映画だった。 クリント監督作は、見るのにかなり覚悟が必要とされるので、 「ミリオンダラー・ベイビー」以降、敬遠気味だったけれど、 結局「硫黄島~」「父親たち~」も観たことだし、 なので、スルーしていたこの「ミスティック・リバー」 も心して・・ついに鑑賞。 やはり、後味は悪い。落ち込みそう~ 「こんなんで、いいのか~」と複雑な気持ちが 脳裏をよぎる・・でも、やはりそこは、クリント監督。 しばらくは、自問自答の時間を与えてくれるのだろう・・ 「ミリオンダラー」が4、5日ほどやるせない、 どんより感にひきずられる映画なら、 こちらは3日ほどは、確実だな・・ オマケといえば、ショーン・ペン演じるジミーの ショップの店員役で、CSIマイアミのウルフが出ていた。 ウルフ好きには、結構嬉しかったりした。 クリント監督らしい渋くて苦い映画だった。 出口のない大河に飲み込まれた感覚が残るけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.03.01 23:38:01
[好きな映画・・ヒューマン系] カテゴリの最新記事
|