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テーマ:最近観た映画。(40147)
カテゴリ:B級映画
ナターシャの小学校時代からの友人で、かれこれ10年来の付き合いの映画好きの親友がいる。
お互い仕事で最近は日程が合わずに、連れシネも頻繁に実行できないが、 数年前に映画の話題で盛り上がったときの会話を思い出した~ 白熱すると、映画がらみの話で2時間以上長電話していたこともよくあった。 それなら、チョイとチャリンコで駅前のMドナルドあたりまで出かければよいものを・・ 彼女が男優がらみの話題の中で、時折口にする台詞は・・ 「あのジェームズ・スペイダーの三白眼ったらないよね~強烈だし!」 みたいな、どちらかというとアンチ的な発言。 何度かこの台詞を耳にしたため、あるとき突っ込んでみた・・ 「なんだかんだ言って、本当は好きなんじゃぁないの~?結構よく話すよね、彼の話!」 数秒の沈黙の後・・彼女は呟いた。 「そうかも知れない。否定されるのが怖かったのかも・・でも好きかも・・」 やっぱりだ・・嫌だいやだ、嫌い嫌いも好きのうちだったのね。 言葉と心はちぐはぐ・・そんなことを感じた一瞬だった。 ややポエムな雰囲気に浸っていた私に、友人が突っ込み返す・・・ 「あなただって・・いつもクライヴ・オーウェンの顔ってどうも好きじゃないけど、 いい演技だよねぇ~ って言ってるじゃん。本当は、顔も好きなんでしょ!」 「ぶはっ!!バレタか~」類は友を呼ぶを感じる瞬間でもあった。 と、前置きが非常に長くなりましたが~そんな情景を思い出したので、 この映画をGyaOでためしに鑑賞してみました。 「セクレタリー」 2002年 アメリカ 監督 スティーヴン・シャインバーグ 出演 ジェームズ・スペイダー、マギー・ギレンホール他 あらすじ ↓ 繊細な心の持ち主で、小さい頃から自傷行為を繰り返していた内向的な女性リー。 男性経験も就職経験もない彼女だったが、自立のために弁護士事務所の秘書の仕事に就く。 しかし、仕事初日から彼女を待ち受けていたのは、事務所のボスであるグレイの一風変わった 秘書教育だった・・・・ 感想 ↓ ただの色物と思ったけれど・・・これは、予想以上にストーリー性があった。 高慢ちきで威圧的に見えるボス(ジェームズ)も、実際はかなり繊細。 途中の描写で、ちょっと笑ってしまうようなサディスティック的な教育シーンはあるものの リーが病的な自虐的行為を繰り返していた内向的な女性から 自分の意思をストレートに、外に向かって表現できるようにまでなった過程は・・ もはや、秘書教育ということよりも、アイデンティティの確立、自己啓発 というほどの人間教育的なドラマだった。 不思議な映画。好きなのか嫌いなのか判らない。そこがジェームズ・スペイダーの 魅力なのかもしれない。友人の気持ちがやや判った様な気もしないでもない。 気になる方は、GyaOでどうぞ。5月2日までです。(注 R-15) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.07 00:24:07
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