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カテゴリ:好きな映画・・ヒューマン系
1000円になるかしら? 煙草?
なぜこんなことを考えたかというと・・・この映画を見たから・・ 「サンキュー・スモーキング」 2006年 アメリカ 監督 ジェイソン・ライトマン 出演 アーロン・エッカート、マリア・ベロ、キャメロン・ブライトほか あらすじ ↓ タバコ業界の宣伝マンの真実に迫る知的エンタテインメント作。 タバコ研究アカデミーのPRマン、ニック(アーロン・エッカート)は、 日々マスコミ相手に、禁煙VS.喫煙の激戦を繰り広げていた。 彼の天敵のフィニスター上院議院(ウィリアム・H・メイシー)は、 煙草が害だと訴える新たな法案成立を熱望する・・・ 感想 ↓ 一言で言うと、無駄のないコンパクトにまとまった良作。 訴訟好きな国民性までも、垣間見れる気がする。 煙草は健康に害があると浸透している現在では、煙草を売るのも命がけ・・ しかし、そう簡単に職を変えられないのも事実。 まして、その職業に天性の素質を感じている人ならば・・ あの手この手のイメージ払拭作戦、話すことが商売のニックの巧みな話術には、 引き込まれます。 小気味良いテンポで物語が進んでいく中、忘れてはいけないのは、父親と子のドラマ。 「記憶の棘」で、ちょっと不気味な個性をアピールしていたキャメロン・ブライト君の 存在は、やっぱり只者ではないです。 あの刺すような瞳、アーロン親父とは対照的に表情で諭す・・みたいなところがあり、 やや辛めのなくてはならないスパイスという感じ。 ネタバレ部は、反転表示 ↓ 母親から、父親の出張旅行への同伴を禁じられたときの 少年の巧みな話術には、クスっとしちゃいました。親の与える影響ってやっぱり 強いですね。この映画のもう一つのテーマかもしれないですね。 やはり教育は大切。そして表現、嗜好の自由もね。いくらなんでも、過去の映画に 手を加えようとするのは、やり過ぎだよね・・ でも、こういう話術に長けた子は、自分の子どもだとちょっと、怖いかもしれませんね。(笑) 映画を見て感じたことは、ドラッグと違い煙草のもつ微妙な位置。 体に悪いのは判っているけれど、即効性がないので、全面的に法律で禁止するのは難しい! しかし、中毒性はある。 この微妙な位置ゆえに・・論争も起こるのでしょうね。 あの手この手でぶつかり合う 煙草売りたい派vs煙草は悪派のかけひきが面白いです。 日本のアニメが外国で人気な昨今。ドラゴンボールのキャラクター が煙草を加えているシーンがあり、 アメリカ版ではその部分はチュッパ・チャップスに変更されました。(これ、ほんとの話です) 色々な意味でお国柄の両極端さは感じちゃいます。この映画でもそうい部分を強く感じました。 見ごたえあるので、オススメ度高しですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.06.16 02:57:35
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